プロ野球ネタ

プロ野球は今こそ投げ銭導入を本格検討すべきだ

2020年、コロナウイルス感染症の影響はプロ野球にも波及しています。

オープン戦は全試合が無観客試合となり、公式戦も開幕延期が発表されています。

オープン戦だけでも経済損失は100億円を軽く超えると言われています。

経済的損失は深刻で、プロ野球の収益構造がいかにもろいものであったのかが浮き彫りになりました。

この状況だからこそ、プロ野球は「投げ銭」の仕組みを導入すべきだ、という話をさせていただきます。

 

現在のプロ野球の収益構造

プロ野球の収益は、チケット代、グッズ代、飲食代などが中心であり、現地観戦のファンがお金を落としてくれることに期待するビジネスモデルとなっています。

もちろん、放映権や広告収入、スポンサー収入など、現地ファンに依存しない収益も存在しますが、プロ野球はファンが見に来てくれてナンボの商売という訳です。

だからこそ、無観客試合で深刻な経済的打撃を受けてしまうわけですね。

ここに新たなお金の動きを生み出すのが、「投げ銭」です。

「投げ銭」とは?

インターネット上におけるユーザーの任意の金銭(およびそれに該当するギフト)提供及びそのサービスの名称。直接的な金銭提供から、運営サービスのコンテンツ利用のポイントで提供する形がある。(Wikipediaより)

投げ銭とは、言葉のとおり「お金を投げる」行為です。

かつては大道芸やストリートミュージシャンに対して行われた行為ですが、近年ではインターネットサービスを中心に普及してきました。

成功例としてはSHOWROOMが有名ですが、TickTockやYouTubeでも投げ銭の仕組みは導入されています。

投げ銭は一般的に「応援」や「感動」の気持ちの表明として、パフォーマーに対してお金を提供します。

 

この「応援」や「感動」、スポーツにぴったりだとは思いませんか?

ただ、投げ銭はe-スポーツには導入事例が増えてきていますが、リアルスポーツにはまだ浸透しているとは言えません。

だからこそ、プロ野球をはじめ各スポーツは投げ銭の導入を本格検討すべきなのです。

 

プロ野球が投げ銭を導入するメリット

プロ野球が投げ銭を導入することで、プロ野球側、プロ野球ファン側の双方にメリットが生まれます。

プロ野球へのメリット

プロ野球側にとってのメリットは言うまでもなく収益の多様化です。

投げ銭は、現在インターネットサービスを中心に普及しているように、オンラインでの活用が期待できます。

つまり、オンライン観戦しているファンからの投げ銭が期待できるのです。

プロ野球は地上波放送こそ減少したもの、スカパーやDAZN、楽天TVなど、様々な手段で中継されています。

仮にDAZNや楽天TVと投げ銭の仕組みが構築できれば、画面の前のファンからも応援や感動の形として収益化が図れるでしょう。

これまでの現地観戦ファンをターゲットにした収益モデルが、世界中のオンライン観戦ファンにターゲットを広げることが出来るのです。

 

とはいえ、ファンにとって投げ銭のメリットがなければこのモデルは成功しません。

投げ銭は、プロ野球ファンにはどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

 

プロ野球ファンへのメリット

・応援や感動の感情をシンプルに可視化できる
・選手のファンサービスがさらに期待できる

野球観戦中、興奮で叫んだことは野球ファンなら誰にでもある経験ではないでしょうか。

現地観戦なら、ホームランを打った選手、ファインプレーの選手に大きな拍手や歓声を浴びせ、感謝・興奮を表現しますよね。

 

ただ、オンライン観戦ではその興奮を直接選手や球団に届ける方法はありません。

ここで登場するのが投げ銭です。

いやらしい話ではありますが、お金を選手・球団に届けることで応援の気持ちを表現するのです。

感情を形として表現することで満足感を得られる、というのは先行して成功しているSHOWROOMなどのサービスが証明してくれています。

 

さらに、この投げ銭が選手を指定して行えるものとなり、選手の年俸にも反映されるものとなってくれば、ファンサービスに積極的な選手も増えるはずです。

ファン獲得=年俸アップに直結するわけですから、よりファンとの距離感が近くなることが期待できます。

代表的なファンサービスといえば現地ファンに向けたサイン会等ですが、投げ銭が普及すればオンライン観戦ファンもより意識することになります。

SNS上でのファン交流や、情報発信が活発化するなど、選手の新たな一面を知ることが出来るようになるのではないでしょうか。

 

何よりも、投げ銭のメリットは「投げたい人だけ投げれば良い」という点です。

投げ銭で満足感を得られる人が行えば良く、抵抗感がある人は今まで通りの観戦でも構わないのです。

 

投げ銭導入で野球はもっと面白くなる

投げ銭を導入することで、プロ野球はもっと面白くなります。

例えば、今回のオープン戦無観客試合で、事前に集めた応援歌を球場内に流す試みが行われましたが、ここに投げ銭の仕組みを導入するのです。

歓声を出力するスピーカーを設置し、投げ銭の金額に応じて完成のボリュームが大きくなる、という仕組みを作れば、オンラインが熱狂して投げ銭が集中するタイミングにはその分球場の声援も大きくなります。

オンラインにいながら、球場に参加している感覚も得られるわけです。

 

また、選手別の投げ銭獲得金額を可視化してみるのも面白いです。

これまで記録には残らないが記憶には残る、と呼ばれる選手はいましたが、このような選手は「投げ銭金額」という形で記録にも残る選手に変わるかもしれません。

 

一個人でもアイデアが出せるくらいなので、NPBが本気で投げ銭導入を検討すれば、もっと面白いアイデアが生まれること間違いなしです。

是非、プロ野球の新しい楽しみ方を模索してほしいものですね。