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プロ野球選手の慈善活動・社会貢献まとめ!ゴールデンスピリット賞とは?

プロ野球のスター選手といえば、高年俸で華々しい生活を送っているイメージがありますよね。

実はその裏では、多くの選手が寄付などの形で社会貢献活動を行なっています。

当記事では、選手の社会貢献活動を表彰するゴールデンスピリット賞をご紹介し、プロ野球選手の社会貢献活動をまとめます。

 

筆者のプロフィール

野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。

 

Contents

選手の社会貢献を表彰する仕組み

プロ野球には、社会貢献活動を表彰するゴールデンスピリット賞という仕組みが存在します。

ゴールデンスピリット賞とは?

日本プロ野球機構後援のもと、報知新聞社主催で実施され、1999年以降毎年1名のプロ野球選手が社会貢献活動優秀者として表彰されています。

長嶋茂雄氏や報知新聞社社長などの著名人ら数名の選考委員会により選出されます。

受賞者はゴールデントロフィーに加え、100万円が授与され、さらに受賞者指定の団体・施設に200万円が寄贈されます。

 

ゴールデンスピリット賞受賞者一覧

ゴールデンスピリット賞受賞者にはスター選手がずらりと名を連ねます。

1999年の開始以降の受賞者は以下の通りです。

年度受賞者所属球団
1999年松井秀喜読売ジャイアンツ
2000年片岡篤史日本ハムファイターズ
2001年中村紀洋大阪近鉄バファローズ
2002年飯田哲也ヤクルトスワローズ
2003年井上一樹中日ドラゴンズ
2004年赤星憲広阪神タイガース
2005年ボビー・バレンタイン千葉ロッテマリーンズ(監督)
2006年和田毅福岡ソフトバンクホークス
2007年三浦大輔横浜ベイスターズ
2008年岩隈久志東北楽天ゴールデンイーグルス
2009年小笠原道大読売ジャイアンツ
2010年ダルビッシュ有北海道日本ハムファイターズ
2011年山崎武司東北楽天ゴールデンイーグルス
2012年藤川球児阪神タイガース
2013年宮本慎也東京ヤクルトスワローズ
2014年栗山巧埼玉西武ライオンズ
2015年今江敏晃千葉ロッテマリーンズ
2016年内海哲也読売ジャイアンツ
2017年岩田稔阪神タイガース
2018年井口資仁千葉ロッテマリーンズ(監督)
2019年秋山翔吾埼玉西武ライオンズ

 

ゴールデンスピリット賞受賞者の活動

1999年~2018年までの受賞者の活動内容を簡単にご紹介します。

松井秀喜(読売ジャイアンツ)

ゴールデンスピリット賞受賞第1号は当時巨人に在籍した松井秀喜です。

いじめ防止キャンペーンが評価され、受賞しています。

松井は引退後の2019年現在もいじめ防止活動を継続しており、いじめ・自殺防止活動

に力をいれています。

 

片岡篤史(日本ハムファイターズ)

当時日本ハムファイターズの片岡篤史は1995年から継続していた児童養護施設への慰問や、子どもたちを東京ドームへ招待していた活動が評価され受賞しています。

また、ヒット1本につき1万円を児童養護施設に寄付するための「片岡基金」を1998年には設立しており、子どもたちのために活動していた点も受賞につながっています。

 

中村紀洋(大阪近鉄バファローズ)

2001年6月の大阪教育大学付属池田小学校の悲惨な事件を覚えている方は多いでしょう。

この悲惨な事件を受け、同校の子どもたちを励ますために立ち上がったのが地元出身で当時近鉄の中村です。

同校への慰問や、同校の児童を近鉄本拠地の大阪ドームに招待するなど、精力的に活動した点が受賞に繋がりました。

 

飯田哲也(ヤクルトスワローズ)

ヤクルトに在籍した飯田は、「飯田シート」と称し野球少年を神宮球場に招待し続けていました。

「飯田シート」の開始は1994年です。受賞した2002年までで1万7000人を超える子どもたちを招待した実績が評価されました。

 

井上一樹(中日ドラゴンズ)

井上はオフシーズン、難病の子どもたちを見舞う活動を行っており、これが受賞に繋がりました。

本人はこの受賞を受け、「病院の子供を僕が励ましたということになっています。確かにそう言ってもらえるのはうれしいですけど、逆に僕が病気の子供たちに励ましてもらっているという部分があるんですね。」とのコメントを残しています。

 

赤星憲広(阪神タイガース)

当時阪神・赤星は1盗塁につき車いす1台を寄贈する活動が評価され受賞しています。

活動のきっかけは、足に病(骨肉腫)を抱えた体の不自由な女性ファンとの出会いと自身が語っており、2009年までの現役時代には301台の車いすを寄贈しました。

なお、この活動は引退後も継続しており、これまで600台を超える寄贈を行っています。

赤星氏の公式ホームページはこちら

 

ボビー・バレンタイン(千葉ロッテマリーンズ(監督))

2005年はロッテ監督、ボビー・バレンタインが監督として初受賞しています。

新潟県中越地震やスマトラ島沖地震などの災害が続いた中で、復興支援を目的としたチャリティー試合を提案した点が評価されています。

 

和田毅(福岡ソフトバンクホークス)

和田は2005年以降、自身の成績や投球数に応じてワクチンを寄贈する活動を行っており、これが受賞に繋がっています。

この活動は2019年現在も継続されていますが、ここまで和田は輝かしい成績を残してきています。その寄贈本数は非常に大きな数字となっています。

この活動は「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」からも感謝状を贈呈されています。

 

三浦大輔(横浜ベイスターズ)

横浜の番長・三浦は横浜市内での福祉活動に力を入れていました。

横浜市内の小学校での講演や、行社会福祉協議会にシーズンシートを寄付するなどの活動が評価されました。

また、障がい者を球場に招待するなどの活動も行っています。

 

岩隈久志(東北楽天ゴールデンイーグルス)

当時楽天のエースだった岩隈は、社会貢献活動に積極的な選手でした。

従前からチャリティー活動に参加していた点、本拠地に福祉施設の児童を招待する「岩隈シート」を設置した点、1勝につき10万円をボランティア団体に寄付していた点、宮城内陸地震に寄付を行った点など、様々な活動が総合的に評価され、受賞に至っています。

 

小笠原道大(読売ジャイアンツ)

巨人の主砲として活躍していた小笠原は、地元の千葉県市川市の社会福祉協議会への寄付が評価され、受賞しています。

この活動は日ハム在籍時から継続していた活動であり、そのほか、小児がん患者の支援も行っていました。

 

ダルビッシュ有(北海道日本ハムファイターズ)

ダルビッシュは社会貢献活動に積極的な選手であり、様々な寄付活動を継続していますが、2010年のゴールデンスピリット賞受賞は、宮崎県への寄付が評価され受賞に至っています。

宮崎県は当時の奥さん、紗栄子さんの地元ということもあり、口蹄疫の被害に悩む宮崎県の畜産農家に対し300万円の義援金を送り、投球1アウトにつき3万円を社会福祉法人宮崎県共同募金会へ寄付しています。

 

山崎武司(東北楽天ゴールデンイーグルス)

楽天山崎は中日・オリックス在籍時から継続して行っている、児童養護施設訪問や、ホームラン数に応じて寄付を行うホームラン基金が評価され受賞しています。

岩手・宮城内陸地震を受けて、宮城県栗原市へ寄付を行ったことでも知られています。

 

藤川球児(阪神タイガース)

阪神藤川は多様な活動が評価され受賞しています。

骨髄バンクの支援、自身のモバイルサイトの収益の寄付、不登校児への公式戦招待など、社会貢献活動に積極的な選手です。

 

宮本慎也(東京ヤクルトスワローズ)

ヤクルトのスター選手、宮本は盲導犬の育成に力を入れていました。

日本盲導犬協会へ1安打につき1万円の寄付を行っていた点が受賞に結びつきました。

また、2011年からは東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市で野球教室を開催しています。

 

栗山巧(埼玉西武ライオンズ)

東日本大震災の復興支援や知的障がい児・小児がん患者を球場へ招待していたことで受賞したのが西武・栗山です。

子どもたちを球場に招待する活動は2019年現在も継続されており、森友哉らほかの選手も参加しています。

 

今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ)

当時在籍していたロッテの本拠地である千葉県の児童養護施設や、震災被災地である福島県いわき市の小・中学校への訪問が今江の活動です。

また、小児がんフロンティアーズへ1打点につき1万円を寄付する活動は2010年から継続しています。

内海哲也(読売ジャイアンツ)

「内海哲也ランドセル基金」はプロ野球選手の社会貢献活動としては赤星に匹敵するほど有名ではないでしょうか。

児童養護施設の児童にランドセルを寄付しており、内海自身も施設を訪問しています。

また、東日本大震災被災地である東北の児童養護施設の支援も行っています。

 

岩田稔(阪神タイガース)

阪神・岩田は自分自身も1型糖尿病患者でありながら、糖尿病研究基金へ1勝につき10万円を寄付し、糖尿病患者と家族を球場に招待しています。

この活動を2009年から継続しており、受賞に至っています。

 

井口資仁(千葉ロッテマリーンズ(監督))

監督としての受賞第2号は、またもロッテ監督でした。

井口監督は現役時代からの車椅子寄付を始め、東日本大震災で被災した福島県須賀川市庁舎再建にクラウドファンディングを用いた寄付を行うなど、幅広く活動しており、継続的な活動が評価され受賞しています。

 

秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)

ひとり親家庭の子ども達を試合に招待する活動が評価され、受賞しました。

この活動は2015年から継続しており、また、秋山自身もひとり親家庭で育った経験を持っています。

 

その他の現役選手の活動を一部ご紹介

その他、ゴールデンスピリット賞の受賞には至っていないものの、素晴らしい活動を続けている選手をご紹介します。

非常に多くの選手が活動しているため、ここでは各球団1名の紹介にとどめさせてください。

成績に連動した寄付を継続している選手、毎年恒例の寄付を行なっている選手、球場に招待を行なっている選手など、活動内容は様々です。

森友哉 (埼玉西武ライオンズ)

チームメイトである栗山巧とともに、「所沢市手をつなぐ親の会」へ本拠地開催試合を年間4席×72試合分(本拠地公式戦全試合)寄付しています。

 

千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)

1奪三振につき1万円をオレンジリボン活動(認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク)へ寄付しています。

 

嶋基宏(東北楽天ゴールデンイーグルス)

本拠地試合全試合で嶋ルーム(座席)として8席分に子どもたちを招待しており、病院や福祉施設を訪問するなど毎年オフに様々な社会貢献活動を継続しています。

 

角中勝也(千葉ロッテマリーンズ)

ヒット1本につき、1万円を地元石川県の障がい者施設に寄付しています。

 

中田翔(北海道日本ハムファイターズ)

ひとり親家庭の親子を招待する「絆シート」を設置しています。

 

吉田正尚(オリックス・バファローズ)

ホームラン1本につき10万円を認定NPO法人国境なき子どもたちに寄付しています。

 

菅野智之(読売ジャイアンツ)

読売ジャイアンツの社会貢献活動「Ghands」の一環として日本介助犬協会を支援しており、1勝につき10万円、また、チャリティーオークションの落札金を同協会に寄付しています。

 

筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)

発展途上国に野球道具を支援し、また、少年野球の育成に努めるなど、野球の発展に向けて精力的に活動しています。

 

菊池涼介(広島東洋カープ)

BLF(BASEBALL LEGENDS FOUNDATION)というプロ野球選手による社会貢献活動の一環で、チャリテイーオークションに参加するなど、精力的に社会貢献活動を行っています。

 

鳥谷敬(阪神タイガース)

「RED BIRD PROJECT」として、フィリピンで貧困に苦しむ子どもたちへ靴や文房具を支援しています。

ゴールデンスピリット賞受賞はまだですが、スポーツを通じた社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARDS」で表彰されています。

 

吉見一起(中日ドラゴンズ)

全国から使えなくなったボールを集め、障がい者就労支援施設に再生を依頼し、全国の少年野球チームに寄贈する「アゲインボールプロジェクト」を発足しています。

障がい者の雇用促進、少年野球支援の両立を実現したプロジェクトです。

 

近藤一樹(東京ヤクルトスワローズ)

「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」にワクチンを寄贈する活動を2009年から継続しています。

 

 

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