サイトリニューアル工事中(~25年3月目途)

【クイズ付!野球用語集】少し難しい野球のルール17選【全部説明できる?】

当ページのリンクには広告が含まれています。
クイズ付!難しい野球のルール

「野球には難しいルールも多いけど、どんなルールがあるのか知りたい」
「自分の野球のルールの知識をチェックしたい」

当記事では、このように考えている方に向けて執筆しています。

17問の野球クイズと合わせて解説しますので、ぜひ回答してみてくださいね。

基礎的な野球のルールは以下の記事で解説していますので、野球初心者の方はまずはこちらをご覧ください。

筆者のプロフィール

野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。

目次

【クイズ付】野球の難しいルール17選

以下では、17つの少し難しい野球のルールをご紹介します。

17問のクイズ付きで解説しますので、全問正解目指してご覧ください。

NO1 インフィールドフライ

※クイズはクリックすると答えが見れます

1アウト2,3塁の場面でショートフライ。このケースでインフィールドフライは宣告される。○か×か?

正解:×

このケースは以下の「インフィールドフライが宣告される条件に該当しないため、正解は×となります。

インフィールドフライの宣告される条件
  • アウトカウント:ノーアウト、または1アウト
  • 走者:一塁二塁、満塁

インフィールドフライは故意の落球でダブルプレーを取ることを防ぐルールです。

落球することでダブルプレーが取れる場面でのみ、インフィールドフライは宣告されます。

インフィールドフライが宣告されると、打者はその宣告の時点でアウトになります。

NO2 タッチアップ/犠牲フライ

※クイズはクリックすると答えが見れます

内野フライでタッチアップすることはルール上認められる。○か×か?

正解:○

タッチアップは外野フライのイメージが強いですが、ルール上は内野フライでも認められます。

タッチアップと犠牲フライは同じ意味として使われることが多いですが、正確には以下の違いがあります。

タッチアップ守備側がフライをキャッチした時に、ランナーが次の塁を狙うプレー
犠牲フライタッチアップの結果ランナーがホームに生還して、得点するプレー

1塁から2塁に進塁した場合は、タッチアップですが犠牲フライとは呼ばないのです。

NO3 パスボール/ワイルドピッチ

※クイズはクリックすると答えが見れます

パスボールはあくまでも走者を進塁させたときに記録されるため、ランナー無しの状態でパスボールが記録されることはない。○か×か?

正解:×

ランナー無しでも、振り逃げのケースでパスボールが記録される可能性があります。

投球を捕手が後ろに逸らした場合に記録されるのがパスボールとワイルドピッチです。

この違いはざっくりと以下のように理解しておくと良いでしょう。

パスボール捕手の捕球ミス
ワイルドピッチ投手の投球ミス

NO4 ダブルプレー

※クイズはクリックすると答えが見れます

ショートが捕球し、セカンドに送球、セカンドからファーストに送球して成立したダブルプレーは、「653のダブルプレー」と呼ばれる。○か×か?

正解:×

ショート⇒セカンド⇒ファーストのダブルプレーは「643のダブルプレー」

詳しい解説記事はこちら

ダブルプレーは1つのプレーで2つのアウトを取ることができる、守備のビッグプレーです。

以下の記事では、ダブルプレーについて解説しています。

守備用語である「捕殺」「刺殺」についても解説していますので、合わせてご覧ください。

NO5 スリーバント

※クイズはクリックすると答えが見れます

スリーバント失敗の場合、記録上は打者には三振が記録される。○か×か?

正解:○

設問のとおりです。

2ストライクからバントを失敗すると、たとえ打球がファウルでも打者はアウトになります。

これを一般的に、スリーバントの失敗と呼びますが、スリーバントについては以下の記事をご覧ください。なぜ打者に三振が記録されるのか、という点についても合わせて解説しています。

NO6 振り逃げ

※クイズはクリックすると答えが見れます

1アウト1塁で打者は三振。このボールを捕手がそらした場合、三振した打者は1塁に走ることができる。○か×か?

正解:×

1アウト1塁の場合、打者に振り逃げは認められません。

三振した投球を捕手が後ろに逸らした場合、打者は一塁に走ることができるケースがあります。これを一般的に「振り逃げ」と呼んでいます。

振り逃げが認められる条件は以下の通りです。

振り逃げが認められる条件
  • キャッチャーが捕球出来ない時に発生
  • 一塁が空いているorツーアウトで発生

NO7 反則打球

※クイズはクリックすると答えが見れます

打者はスイングした際、少しでもバッターボックスの線を踏んでいれば、反則打球でアウトになることはない。○か×か?

正解:○

スイングしたタイミングでバッターボックスの線を踏んでいれば、反則打球のルールは適用されません。

反則打球とは「バッターボックスからはみ出すとアウト」というルールです。

この「はみ出す」の定義が複雑ですので、以下の記事で図解しています。

NO8 安全進塁権

※クイズはクリックすると答えが見れます

野手がボールやグラブ等をフェアの打球に投げつけた場合、3つの進塁が認められる。○か×か?

正解:○

設問の通りです。

2008年5月4日・ロッテVS西武戦では、二塁手のオーティズがグラブを外し、打球に向かって投げるという珍プレーが生まれました。

安全進塁権の一覧
  • 4つの進塁が認められるケース
    ⇒ホームラン
  • 3つの進塁が認められるケース
    ⇒野手がボールやグラブ等をフェアの打球に投げつけた場合
  • 2つの進塁が認められるケース
    ⇒野手がボールやグラブ等を送球に投げつけた場合
    ⇒フェアの打球が、バウンドしてスタンドに入る(エンタイトルツーベース)
    ⇒野手の送球がスタンドやベンチに入る
  • 1つの進塁が認められるケース
    ⇒投球や送球がスタンドやベンチに入った場合
    ⇒第4ボール(四球)または第3ストライク(三振)にあたる投球が、球審や捕手のマスクや用具に挟まって止まった場合。

NO9 ボールインプレー/ボールデッド

※クイズはクリックすると答えが見れます

ボールデッドが宣告された状態で、守備側に隙がある場合、走者は次の塁へ走ることが認められる。○か×か?

正解:×

ボールデッドの状態はタイムがかかった状態であるため、プレーは認められません。

ボールインプレーとボールデッドの意味は以下のとおりです。

ボールインプレー試合が動いている状態
ボールデッド試合が止まっている状態(タイムがかかった状態)

NO10 フォースプレイ

※クイズはクリックすると答えが見れます

1アウト満塁の場面でショートゴロが打たれた場合、2塁に送球することで1塁ランナーをフォースアウトにすることができる。○か×か?

正解:○

設問のとおりです。

フォースプレーとは、ボールを持った選手がベースを踏むことで、走者をアウトにする事が出来るプレーです。

フォースプレーについては具体例と合わせて考えると理解しやすいため、気になる方は以下の記事をご覧ください。

NO11 アピールプレイ/アピールアウト

※クイズはクリックすると答えが見れます

タッチアップでの走者のスタートが野手の捕球より早い場合、走者は自動的にアウトになる。○か×か?

正解:×

「タッチアップでの離塁が捕球よりも早い」場合、アウトにするためには守備のアピールが必要です。自動的にアウトにはなりません。

野球には、守備側がアピールしてはじめてアウトが認められるルールが存在します。

アピールプレイの対象となるプレー
  • フライアウトで飛び出した走者が塁に戻らない
  • タッチアップでの離塁が捕球よりも早い
  • ベースの踏み忘れ
  • 1塁オーバーラン後、1塁に戻らない
  • 本塁の踏み忘れ

NO12 タイムプレイ

※クイズはクリックすると答えが見れます

2アウト1塁で打者がヒット。1塁走者がホームイン、打者走者が2塁でタッチアウトになり、3アウトとなった。この場合、得点が認められることは絶対にない。○か×か?

正解:×

1塁走者のホームインが打者走者のタッチアウトよりも早い場合、得点は認められる。

3アウトが取られる前にホームインしていれば、基本的には得点は認められます。

これを、タイムプレーと呼びます。

タイムプレーには例外規定も多く、これがルールを複雑にしています。

タイムプレーについては以下の記事で具体例付で解説していますので、理解を深めるのにお役立てください。

NO13 故意落球

※クイズはクリックすると答えが見れます

ボールに触れずに落球した場合は、故意落球が宣告されることは無い。○か×か?

正解:○

設問の通りです。

故意落球のルールは、本来1アウトのプレーが、落球することでダブルプレーとなることを防止するために制定されています。

故意落球が宣告される条件
  • 0アウトまたは1アウトである
  • 走者一塁、一・二塁、一・三塁または一・二・三塁である
  • 内野手がフェアの飛球またはライナーを故意に落とした場合

この故意落球に該当すると打者がアウトとなり、走者は元の塁に戻る必要があります。

以下の記事では、故意落球についてさらに詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

NO14 完全捕球

※クイズはクリックすると答えが見れます

ボールをキャッチした後、次の動作に移る中でボールを落としても、捕球は認められる。○か×か?

正解:○

設問の通りです。

完全捕球のポイントは「次の動作に移っているか」ですが、ここの判定はプロの審判でも難しいと言われています。

NO15 コリジョンルール

※クイズはクリックすると答えが見れます

コリジョンルールとは「体当たり」「ブロック」を禁止するルールであり、プロ野球でも導入されている。○か×か?

正解:○

設問の通りです。

コリジョンルールがプロ野球に導入されたのは2016年で、比較的新しいルールです。

選手の安全に配慮した、「体当たり」「ブロック」を禁止するルールです。

NO16 申告敬遠

※クイズはクリックすると答えが見れます

日本プロ野球では、4球ボール球を投げる代わりに、投手が申告することで打者を敬遠することができる。○か×か?

正解:×

申告敬遠は投手ではなく監督が申告します。

申告敬遠のルール
  • 守備側の監督が審判に申告する
  • 申告敬遠が申告されると、投手が投球することなく打者は1塁へ出塁する
  • 申告敬遠によって投手の球数はカウントされない
  • 打席の途中(例:ボール球を2球投げた後)でも申告敬遠は可能

NO17 警告試合

※クイズはクリックすると答えが見れます

プロ野球において、警告試合が宣告された後は、審判団が「報復行為」であると判断したプレーについては、報復を行った選手や監督が退場となる。○か×か?

正解:○

設問の通りです。

警告試合とは、プロ野球の乱闘発生時などに報復を防ぐために設けられているルールです。

難しいルールをマスターするなら公認野球規則を熟読!

硬式野球ボール

ここまで、17の難しい野球のルールをご紹介してきました。

17問のクイズは、全問正解できたでしょうか。

野球の公式ルールは「公認野球規則」として、購入することができます。

野球のルールに詳しくなりたい方は、ぜひご覧ください。(公認野球を読むのはかなりの野球オタクなので、野球初心者にはオススメしません

記事のシェアは大歓迎です
目次