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【野球の歴史】プロ野球シーズン試合数の推移【最多154試合/最少108試合】

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2020年シーズンはプロ野球の試合数が削減されるって報道されているけど、そもそもプロ野球の試合数って何試合だったの?

 

当記事では、プロ野球がセ・パ2リーグ制となった1950年以降の試合数をご紹介し、このような疑問を解決します。

 

筆者のプロフィール

野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。

 

目次

プロ野球試合数の推移

まずは2リーグ制導入以降の試合数の推移をグラフでご覧ください。

当初はリーグの運営方法を模索していたためか、年間試合数も大きく変動していますが、1960年台あたりから徐々に試合数は安定しています。

1970年代~1996年まではセ・パ両リーグともに130試合でした。

その後徐々に増加傾向をたどり、交流戦の試合数見直しに伴い多少の調整を実施しながら、2019年シーズンは143試合となっています。

・試合数は1球団の予定試合数を表しています
・交流戦の試合数を含んでいます
・クライマックスシリーズやプレーオフ、日本シリーズ等のポストシーズンの試合数は含んでいません。
・1973年~1982年のパ・リーグは前期/後期制(各65試合)であったため、合計130試合をシーズン試合数として計算しています。

 

各年度の試合数詳細は以下の表のとおりです。

年度 セ・リーグ パ・リーグ
1950 140 120
1951 120 120
1952 120 108
1953 130 120
1954 130 140
1955 130 140
1956 130 154
1957 130 132
1958 130 130
1959 130 130
1960 130 130
1961 130 140
1962 130 130
1963 140 150
1964 140 150
1965 140 140
1966 130 130
1967 130 130
1968 130 130
1969 130 130
1970 130 130
1971 130 130
1972 130 130
1973 130 130※
1974 130 130※
1975 130 130※
1976 130 130※
1977 130 130※
1978 130 130※
1979 130 130※
1980 130 130※
1981 130 130※
1982 130 130※
1983 130 130
1984 130 130
1985 130 130
1986 130 130
1987 130 130
1988 130 130
1989 130 130
1990 130 130
1991 130 130
1992 130 130
1993 130 130
1994 130 130
1995 130 130
1996 130 130
1997 135 135
1998 135 135
1999 135 135
2000 135 135
2001 140 140
2002 140 140
2003 140 140
2004 140 135
2005 146 146
2006 146 146
2007 144 144
2008 144 144
2009 144 144
2010 144 144
2011 144 144
2012 144 144
2013 144 144
2014 144 144
2015 143 143
2016 143 143
2017 143 143
2018 143 143
2019 143 143
2020 143 143

 

最多試合数は154試合、最少試合数は108試合

上記の表のとおり、最多試合数は1956年パ・リーグの154試合、最少試合数は1972年パ・リーグの108試合となっています。

ただし、1952年のパ・リーグは特殊な方式で順位を決定しており、実質120試合であったと言うこともできます。

1952年のパ・リーグ運用

予選リーグ(108試合)+決勝リーグ(12試合)の合計120試合で順位を決定しています。

当時のパ・リーグは7球団制でしたが、7球団での総当たり戦(予選リーグ)を計108試合、その後、上位4球団での総当り(決勝リーグ)12試合を開催しています。

予選リーグと決勝リーグの結果を合計した勝率を比較し、最終的なリーグ優勝を決定しています。

 

ダブルヘッダー(1日2試合)の事例

かつては交通網も現代ほど整備されていなかったことから、選手の移動にも時間がかかり、過密な試合日程が組まれていました。

そのため、1980年代頃までは頻繁にダブルヘッダー(1日に2試合)が組まれていました。

ダブルヘッダーは選手への負担が大きいことから、1980年代には現象の傾向を見せ、セ・パ両リーグともに1998年以降はダブルヘッダーの開催実績はありません。

2020年シーズンの動向

2020年シーズンでは、当初は2019年シーズン同様に143試合の日程が組まれていました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行による開幕延期を受け、状況は一変しています。
開幕は最速で6月19日(5月時点の見込み)であり、交流戦・オールスターゲームは中止が発表されています。
開幕の遅れに伴い過密日程が想定され、試合数も120試合程度への削減が検討されている状況です。

シーズン試合数が120試合となると、過去最少に匹敵するほどの試合数です。

それでもなお、過密日程となることから、ダブルヘッダーが検討されているとの報道も出ています。

ダブルヘッダーとなると22年ぶりの出来事となりますね。

 

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