甲子園球場は非常に混雑し、チケットが完売してしまうことも多いため、このように考えている方も多いでしょう。
やはり混雑具合を事前に把握しておくことは非常に重要です。
当記事では、高校野球(甲子園)の混雑の法則について解説します。
筆者のプロフィール
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
甲子園が混雑するポイント
高校野球において、甲子園が混雑する要素は以下のとおりです。
・休日、お盆休み
・注目校の試合が組まれる日
・近畿地方の高校の試合が組まれる日
この要素が重なれば重なるほど、より混雑する傾向にあります。
それぞれ、1つずつ解説していきましょう。
休日、お盆休みは混雑
休日に野球観戦に訪れる方は多いため、土、日、祝日は比較的混雑します。
夏の大会においてはお盆休みの時期も要注意です。
注目校の試合が組まれる日は混雑
優勝候補と呼ばれる強豪校や、ドラフト候補と呼ばれる注目選手の集客力は異常です。
注目校の試合が組まれる日は平日であっても混雑します。
また、注目度は大会が佳境に行くほど増していきます。
大会期間中に知名度が急上昇する選手、高校も生まれますので、準決勝あたりからは実質全て注目校と言えるでしょう。
そのため、準決勝、決勝は平日であってもチケットは朝一に完売することが多いです。
近畿地方の高校の試合が組まれる日は混雑
意外にも見落としがちなのがこの要素。
近畿地方の高校は、近畿地方というだけで集客力を持っています。
高校野球はプロスポーツでは無いので、決まった贔屓のチームが無い方が大半ですが、贔屓のチームが無いので地元の高校を応援しよう、という心理が働くのです。
甲子園球場は兵庫県にありますので、甲子園にアクセスしやすい近隣の方(近畿地方の方)は近畿地方の高校を応援するために来場します。
そのため、近畿地方の高校が登場する日は混雑する傾向があるのです。
また、近畿地方の高校は甲子園球場へのアクセスが楽だということもあり、学校応援団の規模も大きい傾向があります。
学校応援団のチケットは事前に確保されていますので、学校応援団の規模が大きくなればなるほど一般販売のチケット枚数は少なくなります。
学校応援団の規模が大きいというのも、近畿地方の高校が登場する場合に混雑する理由の1つですね。
ピーク日の甲子園はどれだけ混雑するのか?
先ほどご紹介した、混雑する3つのポイントが重なれば重なるほど混雑します。
・休日、お盆休み
・注目校の試合が組まれる日
・近畿地方の高校の試合が組まれる日
休日に近畿勢の登場する準決勝が組まれるなど、全ての要素が重なれば想像を絶する混雑具合になります。
混雑の最ピーク時には、始発で甲子園球場に向かってもチケットを買えない可能性もあります。
球場周辺が混雑していればいるほど、開門時間が前倒しとなりますので、混雑具合をはかる上で開門時間は参考になります。
なお、2018年の夏の大会の決勝戦はスター集団大阪桐蔭高校VS注目投手の吉田投手を擁する金足農業高校の対戦ということもあり、平日であるにもかかわらず大混雑。
予定時刻よりも4時間半も早い6時半(試合開始の7時間半前)に開門する事態となっています。
別記事で開門時間について分析していますので、合わせてご覧ください。