当記事では、東京ヤクルトスワローズの二軍球場「ヤクルト戸田球場」について紹介します。
ヤクルトの本拠地と言えば伝統ある明治神宮野球場ですが、ヤクルト戸田球場も選手との距離が近い魅力的な球場です。
実際に筆者が訪問した際の写真も含めてご紹介しますので、参考になれば幸いです。
ヤクルト戸田球場とは?
ヤクルト戸田球場とは、東京ヤクルトスワローズの二軍の本拠地球場です。
ヤクルト戸田球場の所在地
埼玉県戸田市美女木4638-1
荒川の河川敷に位置する小規模な球場です。
座席も簡単なスタンドが作られているだけで、観客収容人数は数百名程度です。
はじめて二軍観戦する方は「これがプロ野球の球場!?」と驚くかもしれません。
一軍の球場と比べるとあらゆる施設が簡素です。
その分、グラウンドとの距離は近くじっくり野球観戦をしたい方にはおすすめです。
球場入り口はこんな感じです。(全然プロ野球っぽくなくて個人的には落ち着きます)
ヤクルト戸田球場で観戦する方法
「ヤクルト戸田球場に行ってみたい!」という方に向けて、観戦方法をご紹介します。
座席の種類を紹介したうえで、チケット購入方法を解説します。
また、チケットが入手できなかった場合も荒川の土手で観戦するという方法もあります。
こちらもご紹介しますので、参考になれば幸いです。
ヤクルト戸田球場の座席
まずはヤクルト戸田球場の座席をご紹介します。
座席と値段は以下のとおりです。
区分 | 平日 | 土日祝 |
---|---|---|
S指定席(ネット裏2階) | 1,300円 | 1,500円 |
S指定席(ネット裏1階/1塁側) | 1,300円 | 1,500円 |
S指定席(ネット裏1階/3塁側) | 1,300円 | 1,500円 |
1塁側ブルペン席 | 1,000円 | 1,200円 |
外野ライト席 | 800円 | 1,000円 |
外野ライト席/小中学生 | 500円 | 500円 |
外野レフト席 | 800円 | 1,000円 |
外野レフト席/小中学生 | 500円 | 500円 |
これだけ見るとしっかり座席が用意されているように感じますよね。
実際はかなり簡素なスタンドです・・!
以下は実際のS指定席(ネット裏)を遠目に撮影したものです。
かなり簡素で、座席数も少ないことが分かるかと思います。(座席の中の様子は後半で紹介します)
トータルの収容人数は数百名程度ですので、チケットの販売スケジュールや販売方法はしっかりと抑えておきましょう。
奥川シート
甲子園のスター奥川恭伸投手の入団を受けて、2020年には外野席が設置されました。この経緯を受けて、ヤクルト戸田球場の外野席を「奥川シート」と呼ぶことがあります。
ヤクルト戸田球場のチケット購入方法
ヤクルト戸田球場は二軍とはいえ、座席数が少ないためチケットの倍率は高いです。
しっかりと前売り券を購入しておきましょう。
従来、ヤクルト戸田球場は現地での当日販売のみでしたが、2024年現在はネットで前売り券を購入することができます。
スタンドで観戦したい方は、しっかりと前売り券を購入しましょう。
外部リンク:チケットぴあ
現在はWEBチケットにも対応しており、紙で発券することなく入場が可能です。
荒川の土手から観戦するのもあり
「チケットが確保できなかった」
「少しだけ二軍の様子を覗いてみたい」
こういった方におすすめなのが、荒川の土手から観戦する方法です。
以下は実際の土手からの眺めです。
一軍球場の遠い座席より正直よく見えます(笑)
もちろん無料です。
気候のいい日は多くの方が土手から観戦しています。
ピクニックがてら土手からの観戦もおすすめです。
ちなみに土手は5月ころになってくると雑草が生い茂ってきます
以下は土手の足元の様子です。
人がかき分けた道がいくつかあるので、うまく活用して移動しましょう。
土手の中腹に座りたい場合はレジャーシートなどを用意するのがおすすめです(簡易テントを立てる方も時々みかけます)
ヤクルト戸田球場の座席の様子
ヤクルト戸田球場の座席数は多くはありませんが、それぞれの様子を紹介します。
ここではS指定席(バックネット裏)と外野席を紹介します。
ちなみにブルペン席は外野席に近い雰囲気です。
S指定席の様子(バックネット裏)
以下はネット裏2階席の様子です。
分厚い屋根も設置されており、個人的にはこの座席が一番おすすめです。
ネット裏2階席からのグラウンドの見え方がこちら。
安全のための金網が正直邪魔ですが、仕方ないですね。特に柱は死角が生まれてしまいますが、写真で見るほど気にはなりません。
ネット裏の1階席の様子はこちらです。
グラウンドと同じ目線で観戦できるので、臨場感ある座席となっています。
- グラウンドとの距離が近く臨場感あり
風がある日にはグラウンドに撒いている水が風に乗ってかかるくらいには近い距離 - 分厚い屋根がついており、比較的涼しい(が、日が傾くと日は差してくるので陽射し対策は必須!)
- グラウンドとの間にある金網は少々邪魔
- 座席に背もたれやドリンクホルダーは無いが、広さはそこそこ(普通の体格なら肩が触れ合うことは無い)
外野席の様子
外野席の様子がこちらです。
座席の作りはバックネット裏と同様ですが、ライトの屋根は簡素です。
日差しも貫通して差してきますので、屋根はないものと思って対策していきましょう。
外野席はバックネット裏ほど分厚い金網はありませんが、ネットはかけられています。
ヤクルト戸田球場の施設(飲食物無し!)
ヤクルト戸田球場の施設はかなり簡素です。
レストランはもちろん、売店もありません。必ず食べ物・飲み物は事前に用意しておきましょう(飲食が禁止されているわけではありません)
- グッズ売り場(小規模だがサイン入りグッズあり)
- トイレ
- 喫煙所
グッズ売り場はプレハブ小屋のような簡素なものですが、サイン入りグッズ(1人1個まで)も置かれていることがありますので、のぞく価値はあります。
ヤクルト戸田球場でサインは貰える?
サイン依頼等の選手とのコミュニケーションは二軍観戦の醍醐味ですが、ヤクルト戸田球場では禁止されています。
とはいえ、選手たちは普通に目の前の通路を横切っていきます(笑)
テンションは上がると思いますが、「お疲れ様」「応援してます」と一声かける程度にとどめておき、サインのおねだりなどは控えましょう。
さすが二軍にまで足を運ぶファンということもあり、皆さんマナーは守っている印象です
ちなみにヤクルトの選手たちは隣のこのグラウンドを横切って駐車場に帰っていきます。(小さく見える後ろ姿はスワローズの選手たちです)
ちなみにビジター選手は球場の裏手からそのまま駐車場に帰って行きます。
以下は土手から撮影したルートです。
ビジター選手はフェンスで仕切られたルートを通るので、スワローズの選手以上に近づくのは難しいでしょう。
土手をおりてフェンスのそばで待っているファンは何名かいましたが、声をかける程度でサインをねだる方はいなかったように思います。
ヤクルト戸田球場へのアクセス
二軍球場あるあるではありますが、ヤクルト戸田球場のアクセスは悪いです。
主な選択肢は以下になります。
- 武蔵浦和駅からバスorタクシー
- 車(公園駐車場を利用)
- 西浦和駅から徒歩(30分程度)
以下、順番に解説します。
武蔵浦和駅からバスorタクシーが王道ルート
最も王道のルートとして知られるのが、JR埼京線・武蔵野線の武蔵浦和駅からバス・タクシーを利用する方法です。
このルートはスワローズ公式サイトでも写真付きで紹介されていますので、ぜひ公式サイトもご覧ください。
外部サイト:スワローズ公式(ファーム球場アクセス)
ちなみに武蔵浦和駅は千葉ロッテマリーンズ二軍球場「ロッテ浦和球場」の最寄り駅です。
こちらも二軍らしい選手との距離が近い球場ですので、野球ファンにはおすすめです。
車でもOK(公園駐車場あり)
ヤクルト戸田球場には一般向けの専用駐車場はありません。
ただし、隣接する彩湖・グリーンパークの公園駐車場が利用できますので、車での来場もOKです。
外部サイト:彩湖・道満グリーンパーク交通アクセス
公園駐車場はかなりの数が用意されているので、安心です。
なお、球場の最寄は南駐車場です。
西浦和駅からの散歩ルートもおすすめ
気候がいい時期に、足腰に自身のある方は西浦和駅からの散歩ルートもおすすめです。
荒川の河川敷を歩きながら、30分程度で球場に到着します。
※夏場や雨天時は絶対におすすめしません
※そこそこ歩くので、子連れにはおすすめしません
気候が良ければかなり気持ち良い散歩ルートです。
途中にはスワローズのクラブハウスを見ることもできます。
(この日は誰かが室内で打撃練習をしていたのか、乾いた打撃音が聞こえてきました)
土手を下りて公園を抜けるルートもおすすめです。お好みのルートからどうぞ。
ヤクルト戸田球場は水没する・・!?
ヤクルト戸田球場は荒川の土手の内部にあることから、荒川の増水時に水没してしまうことがあります。(正確には荒川第一調節池内)
実際に2019年も台風の影響で球場全体が水没し、長期間使用できない時期が続きました。
彩湖に放水って情報があったから、気になって見に行ったら、ホントにヤクルト戸田球場が水没してた。。。 pic.twitter.com/OUKRGIYV8I
— ジオーガ@スポーツ垢 (@the_ogre_02_spt) October 12, 2019
ヤクルト戸田球場 まとめ
ヤクルト戸田球場は二軍施設らしい、選手との距離が近い球場です。
河川敷の土手からピクニックを兼ねて観戦できるのは、この球場ならではと言えます。
当記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。