東京ドーム敷地内に「野球殿堂博物館」という野球に特化した施設が存在します。
プロ野球の歴史はもちろん、アマチュア野球や世界大会、女子野球まで、日本の野球を広く扱った施設です。
当記事では、野球殿堂博物館を実際に訪問した感想も交えながら、野球殿堂博物館について紹介します。
野球殿堂博物館の基本情報
住所 | 〒112-0004 東京都文京区後楽1-3-61(東京ドームシティ・21ゲート右側) |
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開館時間 | 10:00〜17:00(東京ドームでプロ野球開催日は18:00まで) ※最終入館は閉館30分前 |
休館日 | 月曜日(祝日・東京ドーム野球開催日・春休み/夏休み期間中は開館) 年末年始:12/29〜1/1 ※臨時休館あり |
入館料 (2025年3月1日改定) | 大人:800円 65歳以上:500円 高・大学生:500円 小・中学生:200円 障がい者(大人):500円/(小・中):150円 団体割引:20名以上で各料金から100円引き ※プロ野球各球団の有料ファンクラブ会員は100円引きのサービスあり |
平均滞在時間 | 30〜60分程度(じっくり見れば何時間でも滞在可) |
アクセス | JR中央線・総武線「水道橋」駅 西口 徒歩5分 都営三田線「水道橋」駅 徒歩5分 東京メトロ丸ノ内線/南北線「後楽園」駅 徒歩5分 都営大江戸線「春日」駅 徒歩8分 |
公式サイト | https://baseball-museum.or.jp/ |
野球殿堂博物館の訪問レポート
野球殿堂博物館は東京ドームの敷地内にありますが、プロ野球の試合が無い日でも開館しています。
というわけで、今回は空いているタイミングを狙って東京ドームで試合が無い平日に訪問してみました。
野球殿堂博物館の入場までの流れ

入口は東京ドーム21ゲートのすぐ隣です。
入口も目立つので、迷うことはまずないでしょう。
自動ドアをくぐってすぐの受付で、ファンクラブ会員証を提示して700円で入場券を購入しました。

野球殿堂博物館の入口がプリントされた入場券で、記念に取っておきたくなるデザインです。
近年はデジタルチケットが主流ですが、やっぱり紙チケットも良いですね。
パンフレットも受付に置かれていますので、手に入れておきましょう。
館内マップはもちろんですが、野球の歴史や野球殿堂入り者の一覧も掲載されており、読み物としても面白いです。
試合が無い平日ということもあり、入口も館内もガラガラで快適でした。
この日は開館66周年記念のエコバッグを先着100名にプレゼントしていたのですが、13時頃の到着で貰うことができました(午後の到着で貰えると思ってなかったので、嬉しかったです。笑)

野球殿堂博物館の館内の様子
さて、本題の館内の様子です。
展示は非常に充実しており、とても満足できる内容でした。
ほとんどの展示が写真撮影OKですので、あとで写真を見返しても楽しむことができます。(配信や動画撮影はNG)
ただ、「写真は個人利用に限る」というルールでしたので、ここではメモ書きを中心に館内の様子をエリアごとに伝えます。
- プロ野球コーナー
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- 入場して最初に目に飛び込んでくるのが、プロ野球12球団のユニフォームやバッド、グラブ、スパイク等の展示
- 開幕前に最新の内容に入れ替えられており、実際に選手が着用されていたものが展示されている
- 各監督のサイン色紙が、ぞれぞれの個性が現れており、地味に楽しめる見どころ
- 1つ奥の部屋「球史に残る名選手」ゾーンではレジェンド選手の展示がずらり
- 王貞治の日本刀、金田正一400勝ボールなど、他では見れない展示が多数
- 後楽園スタヂアム実使用ベンチでは、実際に腰かけて記念写真を撮ることも可能
- 野球の歴史コーナー
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- アメリカでの野球の起源~現代までを年表に沿ってたどるコーナー
- ベーブ・ルース来日ポスター、ジャッキー・ロビンソンのバットなど、まさに「野球の歴史」
- 野球創成期のグラブが、ただの手袋のような形状で、野球の進歩を感じられるコーナー
- 日本人選手のMLBカード展示がなかなか楽しい
- アマチュア野球コーナー
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- 高校・大学・社会人・女子まで幅広く扱うコーナー
- 主要大会の優勝旗や記念ボールが壁一面に展示されている様子は圧巻
- のちにプロ入りする選手たちのアマチュア時代のサインを発見することができ、プロっぽくないサインが初々しい
- 映像シアター
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- 120インチ大画面で日本シリーズ・WBC名場面等をループ上映
- この日は2024年日本シリーズを約68分にまとめたダイジェスト映像あり
- 座席は30席程度で、平日はガラガラ
- 名場面集なので野球ファンには知っている映像にはなるが、映画館のような大画面でみる映像は一見の価値あり
- 野球殿堂ホール
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- 野球殿堂博物館に来るなら絶対に欠かせないのがココ
- 200人を超える野球殿堂入り達成者のブロンズ製レリーフが壁を埋め尽くす荘厳な空間
- タッチパネルで顕彰者の経歴動画を見ることもできる
- WBC優勝トロフィーや選手サインも展示されていた
- 休憩コーナー
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- 食事はNGだが、水分補給は認められている休憩コーナー
- 野球の歴史映像を見ながらのんびりと過ごすことができる
- 休憩用の椅子は後楽園球場の観客席を再利用している(固くて座り心地は悪い!笑)
- 後楽園球場で使用されていたリリーフカーの展示もあり(25年6月末までは一時メンテナンスの模様…)
- 企画展示室
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- 定期的にコンセプトが入れ替わる企画展示コーナー
- ここやイベントホールを目当てに定期的に通っている人もいる模様(自分もそうしよう)
- この日の企画は「野球殿堂1959~2025 沢村栄治からイチローまで」と題された内容で、中心にはイチローの着用ユニフォームや野球道具が展示されている
- イベントホール
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- 期間限定のイベントや展示に使用されるエリア
- この日は「MLB日本人選手とレジェンドたち」という企画展示。メジャーの定番グッズボブルヘッドの展示や、大谷翔平やダルビッシュ有など現役スターの実物コレクションが目玉
- 夏休み等の期間には、プロ野球OBや審判がやってきて講演を行うことも!
(2025年8月13日にはヤクルトOBの青木宣親さんの特別講義「プロ野球選手のしごと」が開催!→詳細こちら)
鎮魂の碑もセットで見学

野球殿堂博物館で紹介されていた「鎮魂の碑」は野球殿堂博物館の外にあります。
太平洋戦争で戦死したプロ野球選手を顕彰する目的で、1981年4月、旧後楽園球場に建てられたものです。
あの「沢村賞」の沢村栄治氏をはじめとしたプロ野球草創期の選手76名の名前が刻まれています。


野球殿堂博物館で野球の歴史を学んだあとだと、また見え方が違ってくるかもしれません。
鎮魂の碑は東京ドーム敷地内、野球殿堂博物館のすぐそばにあります。
ただし、階段を下りて公道に面した位置にありますので、やや見つけづらい位置にあります。

※マップは野球殿堂博物館のパンフレットより引用
野球殿堂博物館の展示物は定期的に入れ替わっていますので、何度行っても楽しめる博物館だと思いました。
ぜひ、プロ野球観戦のついでにでも訪問してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。