横須賀スタジアムは横浜DeNAベイスターズの二軍本拠地です。
屋内練習場や選手寮もすぐ真横に隣接しており、周辺が「ベイスターズの街」として整備されています。
ナイター設備も完備した球場ということで、2025年6月にナイター観戦してきましたので、その様子をレポートにまとめます。
当記事が横須賀スタジアムでの観戦の参考になれば嬉しいです。
横須賀スタジアムの基本情報

横須賀スタジアム(正式名称:横須賀市追浜公園野球場)は、神奈川県横須賀市の追浜公園内に位置する、横浜DeNAベイスターズ二軍の本拠地球場です。
<横須賀スタジアムの基本情報>
球場の広さ | 両翼98m、中堅122m |
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収容人数 | 約5,000人 |
入場料 | 大人1,200円、子ども500円 ※当日窓口販売のみ(支払いは現金のみ) |
アクセス | ・京急本線「追浜駅」から徒歩15分~20分 ・京急バス「京急Lウイング前」下車すぐ ・追浜公園駐車場が隣接(120台、試合日は満車可能性高) |
観客席はコンパクトで「まさに地方球場!」といった作りです。
前売り券もなく、チケットは当日券を窓口で買うしかありません。

人工芝の美しいフィールドとナイター設備が整っており、二軍戦やアマチュア野球、少年野球など幅広く利用されています。
横須賀スタジアムへのアクセス
- 京急本線「追浜駅」から徒歩15分~20分
- 京急バス「京急Lウイング前」下車すぐ
- 追浜公園駐車場が隣接(120台、試合日は満車可能性高)
ここでは横須賀スタジアムへの一番の定番ルート、追浜駅からのルートを紹介します。
追浜駅は駅構内からベイスターズカラーで染まっていますので、ファンはテンション上がること間違いなしです。
追浜駅の駅看板からベイスターズでした。

改札をでると最初に目に飛び込んでくるのがこちらのコーナー。
ベイスターズ選手のサインがずらり。

駅からのルートはほぼ一本道なので、迷う心配もありません。
この商店街をまっすぐ進むだけ。途中に飲食店やコンビニもありますので、食料調達も安心です。

道中もベイスターズで彩られています。
二軍本拠地でここまで街と一体となって盛り上がっているエリアは珍しい気がします。

電柱までベイスターズでした。

横須賀スタジアムの施設紹介
ここからは横須賀スタジアムの実際の様子について、写真とあわせてご紹介します。
座席の様子
横須賀スタジアムの座席はシンプルで、券種は内野自由席1種類となっています。
作りはまさに地方球場のスタンドです。実際の写真をご覧ください。

バックネット裏には少しだけ屋根がありますが、気休め程度です。
雨や陽射しはしのげないと思って万全に対策していきましょう。

椅子の様子はこんな感じ。バックネット裏でもドリンクホルダーはありません。

一三塁の椅子の様子がこちら。バックネット裏と作りは同じですが、やや年季が入ってる気がします。

外野寄りになると、座席が長椅子形式に変わります。

どの座席でも値段は同じ「内野自由席」となります。
二軍球場の中では座席数も多く、屋根も無い過酷な環境ですので、満員となることは多くはありません。
今回は金曜日のナイターでしたが、座席には余裕があり、気分転換に場所を変えながら見ることもできました。
以下は、金曜日のナイターの観客席の様子です(外野寄りの座席はガラガラです)



ちなみに横須賀スタジアムのバックネット裏は、実は最前列の人気がありません。
当日券を買った後、慣れたファンたちで2,3列目~5列目中心に座席が埋まっていきます。
それもそのはずで、実際にバックネット裏の最前列からの景色がこちらです。

がっつりと手すりが視界に入ってしまうので、やや見づらいのです。
目で見る分には写真ほどは気にならないですが、カメラを持ったファンは最前列は避ける傾向にありました。
ちなみに横須賀スタジアムはファウルゾーンが広めの球場で、二軍観戦に慣れている人はやや距離を感じるかもしれません。(他の二軍球場と比べるとなので、一軍球場の一般的な座席と比べると抜群に近いです)
売店・飲食の様子
横須賀スタジアムは飲食物の持ち込みはOKです。
近場にはコンビニも多いので、周辺でお安く仕入れて来るファンも多いように見えました。
一方で、横須賀スタジアムは売店もしっかりオープンしています。
飲食物は何もない二軍球場も多い中で、これはありがたいですね。
こんな感じでキッチンカーや売店がオープンします。(平日だったのでキッチンカーは1台だけですが、休日はお店の数が増えることもあるそうです)

定番メニュー(カレー、焼きそば、唐揚げ、ポテト等々)はバッチリ揃っており、ビールのおつまみには困りません。
一軍球場の値段に慣れていると、その安さにも驚かされます。

せっかくなので、私も売店で購入。
名物と噂を聞いていて、楽しみにしていたのがこちら。

なかなか見ることができない「ポテチパン」です。
自家製マヨネーズの上にポテトチップスをまぶしたシンプルなパンなのですが、絶妙な甘じょっぱさがクセになります。
自信をもってオススメできる絶品でした。
ちなみにパンはこんな感じで数多く並んでいます。
店頭の方に聞いたところ、1番人気はポテチパンで、いつも売り切れてしまうそうです。

そして後から知ったのですが、このパン屋さん、地元追浜の有名老舗パン屋さんだそうです。
1938年創業の歴史あるパン屋さんから、横須賀スタジアムに惣菜パンを届けてくれていたのでした。(そりゃうまいわけだ!)
ちなみに売店やキッチンカーは球場入り口の外にあります。
チケットの半券を見せれば、入口は自由に出入りできますので、座席を確保してから食料調達するのがおすすめです。
(紙のチケットも珍しくなってきましたね)

ベイスターズファンの知人からは「売店の焼肉丼が美味い!」と聞いていたのですが、この日は売られておらず残念でした(休日はあるのかな?リベンジ予定です)
その他施設の様子
横須賀スタジアムの施設といえば売店くらいです。
それもそのはずで、横須賀スタジアムのコンコースの様子がこちら。

ゴミ箱しかありませんね笑
トイレ、自販機、喫煙所は球場敷地内にありますので、最低限の施設は揃っている印象です。
横須賀スタジアムでサインは貰える?
二軍球場の醍醐味といえば、やはり選手との交流ではないでしょうか。
一軍に比べると選手との距離感が近く、サインも貰いやすいです。
横須賀スタジアムは敷地内で選手を出待ちする風習がありますので、運が良ければサインを貰うことも可能です。
こちらが出待ちするファンを球場内から撮影した様子です。

試合終了後にはファンが押し寄せてくるため、試合終盤からスタンバイしている方も多くいました。

ファンサービスは選手によってバラバラです。
端から端まで時間をかけて対応する選手もいれば、素通りしてしまう選手、数人に対応して去ってしまう選手と対応はバラバラです。
体調や、その後の予定もあるはずなので、こればかりは仕方ありませんね。
サインはあくまでもサービス(選手の気持ち)です。
移動や練習の邪魔になる行為は絶対に避け、スタッフの指示には従い、マナーを守りましょう。
選手を呼び捨てで呼ぶ方もいますが、「〇〇選手!」「〇〇さん!」と敬意をこめて呼びかけましょう(当たり前ですが、その方が選手の反応も良いです)
ちなみに当日券購入列に並んでいると、球場入りする選手もチラホラ見えました。
手を振ったり、「お疲れ様です」と声をかけるファンはいましたが、写真やサインをねだるファンはいなかったです。
【参考】横須賀スタジアムの周辺施設

横須賀スタジアムにはDOCKと呼ばれる練習施設も隣接しています。
練習用グラウンドや屋内練習場、選手寮等が1か所にまとまっており、グラウンド練習は無料で見学することもできます。
一塁側に見学用ベンチが用意されていますので、試合の前後にこちらで見学するのもオススメです。

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