ジャイアンツタウンスタジアムは2025年3月にオープンした読売ジャイアンツの二軍本拠地です。
2025年3月2日、開業記念試合として開催された巨人VSヤクルト戦を観戦しましたので、レポートにまとめます。
当記事がジャイアンツタウンスタジアムでの観戦の参考になれば嬉しいです。
ジャイアンツタウンスタジアムの概要

2025年にTOKYO GIANTS TOWNとして、巨人二軍施設が新たにオープンしました。
2027年には水族館や飲食店もオープン予定で、一軍顔負けのまさにボールパークとなる予定です。
<ジャイアンツタウンスタジアムの基本情報>
球場の広さ | 両翼100m、中堅122m |
---|---|
収容人数 | 約2,900席 |
入場料 | 席次第(600円~3,500円程度) |
アクセス | ・京王よみうりランド駅、稲城駅から徒歩約15分 (京王よみうりランド駅からシャトルバスも運行予定) |
なお、2024年まで使用されていた読売ジャイアンツ球場は今後は三軍施設として使用されます。
ジャイアンツタウンスタジアムへのアクセス
ジャイアンツタウンスタジアムは二軍球場ということもあり、アクセスは良いとは言えません。
とはいえ無料シャトルバスも運行しており、予約制の駐車場もあるので訪問しやすい球場ではあります。
アクセスをまとめると以下のとおりです。
最寄り駅 | 京王よみうりランド駅、稲城駅から徒歩約15分 |
---|---|
無料シャトルバス | 京王よみうりランド駅とGタウン間で運行 ・所要時間:約5分 ・乗車定員:約50名 ・運行時間:試合開始3時間前~試合終了30分後 |
公共バス | 「東京ジャイアンツタウン」停留所からすぐ →小田急バス →稲城市コミュニティバス |
駐車場 | 約120台の有料駐車場あり (試合日はチケット前売り制) |
駐輪場 | 無料(数に限りあり) |
詳細は公式もご覧ください→ジャイアンツ公式サイト
京王よみうりランド駅からの徒歩ルートの様子
私は新球場オープンの周辺の雰囲気も感じたかったので、京王よみうりランド駅から歩いてみました。
スタートは京王よみうりランド駅で、徒歩15分の道のりです。

大きな看板に沿って進みますので、迷うことはありません。
目指すは東京ジャイアンツタウンです(ジャイアンツ球場は三軍球場で反対方向なので、注意!)

難関は300段以上の階段です。
3月なので登ることができましたが、真夏の炎天下は厳しそうです。

数えた方の報告によると、334段だったとの情報も・・・・
階段を登るとすぐにジャイアンツタウンスタジアムの全景が見えてきます。

下を見下ろすと気持ち良い景色です。(こんなに登ったのか・・・)

無料シャトルバス乗り場の様子
ちなみに無料シャトルバス乗り場の様子がこちら。
京王よみうりランド駅の改札を出た目の前ですので、迷う心配はありません。

この時は1台のバスで乗り切れそうな人数が待っていました。
- 開場前の10時20分頃の様子
- 13時試合開始11時開場の試合日
- チケットは完売
時間は早めでしたので、これくらいであれば待ち列も短くすんなり乗れそうです。
夏場になってきたら、私もシャトルバスを利用しようと思いました。
駐車場(有料・予約制)の様子
球場と道路を挟む形で駐車場は用意されています。

山を切り開いたばかりの土地ということもあり、砂利敷きです。
警備員の方がしっかりと誘導していました。
駐輪場の様子
球場に隣接する形で自転車、バイクを止めるスペースも用意されています。
正直あまりスペースは広くありませんが、満員御礼のこの日でもはみ出ている自転車はありませんでした。

ジャイアンツタウンスタジアムの座席紹介
ここからはジャイアンツタウンスタジアムの座席の紹介です。
座席表はこちらをご覧ください→ジャイアンツ公式
二軍球場らしくどの座席もグラウンドに近く、観戦しやすい空間でした。
バックネット裏の様子
バックネット裏の様子がこちらです。
バッターボックスとの距離が近く、両ベンチの声もがっつり届く距離感です。

椅子には背もたれもドリンクホルダーもしっかりついています。

最前列はカウンター席になっていました。

二階内野席の様子
二階内野席の様子はこちらです。
以下は一塁側の開場直後の写真ですが、三塁側も同じような造りになっています。
ベンチの真上に位置しており、最前列はこちらもカウンター席になっています。

また、一塁側、三塁側それぞれにフィールドシートも設置されています。
とにかくグラウンドとの距離が近い座席です。

三階内野席の様子
一塁側のみですが、三階にも座席が用意されています。
こちらは屋根がありませんので、天候や陽射し対策は必要ですが、見晴らしがよく気持ち良い座席です。

ライト外野カウンター席の様子
立ち見になりますが、ライトの外野はカウンター席になっています。
ビールが進みそうな座席でした(笑)

レフト外野芝生エリアの様子
レフト芝生エリアの様子がこちらです。
芝生の上にレジャーシートを敷いて観戦を楽しむことができます。
後方には数に限りはありますが、ベンチも用意されています。

レフト外野芝生エリアは自由席ですので、早めに行って良いスペースを確保したいところです。
個人的にはフェンス前の最前列か、最後方のベンチを確保するのがおすすめです。
とはいえ、チケットに余裕を持たせているのか満員のこの日でも比較的スペースにゆとりはあるように感じましたので、出遅れても大丈夫です。
ジャイアンツタウンスタジアムの球場グルメ
一軍球場には劣りますが、しっかりと球場グルメも用意されていました。
一番人気は入場後すぐの場所にあるG×ドムドムバーガーです。
あのドムドムバーガーとジャイアンツタウンスタジアムがコラボしており、限定商品もありました。
入場直後は空いていたのですが、時間が経つとあっという間に混雑します。


飲食店が少ないのでどうしてもここに集中してしまいます。
球場グルメを狙っている方は、できるだけ開場直後のタイミングを狙いましょう(特に、チケットが完売している日は)
ちなみに私はしっかりと限定商品の「ビッグジードムバーガー」を堪能しました(1,000円)

飲食店はここに加えて、一塁側にラーメン屋もオープンしていました。
ただ、このラーメン屋は期間限定オープンのようです(期間ごとにお店が変わるなら、それも楽しみです)

飲食店はこの2店舗のみですので、混雑が心配な方はお弁当やおにぎりを用意しても良いかもしれません。
また、球場外にキッチンカーも出ていましたので、キッチンカーで仕入れるのもありですね。(平日等、観客数が少ない日もキッチンカーが出ているかは不明ですが)
ちなみにジャイアンツタウンスタジアムは二軍球場ですが、ビールの売り子さんも回って来てくれました。
ただ、この日は球場に3人しか売り子さんがいなかったようで、大忙しでなかなか捕まらずという状況でした。
【写真で紹介】ジャイアンツタウンスタジアムの施設・雰囲気
ジャイアンツタウンスタジアムは二軍球場らしく、グラウンドに近くゆっくりと野球を楽しめる空間です。
一方で、「さすが新規球場!」と思わされる施設もありましたので、順に紹介します。
コンコースの様子
ジャイアンツタウンスタジアムに行くならぜひ、コンコースを楽しんでほしいです。
声を大にして言いたいのですが、座席でじっと試合を見て帰るだけ、というのはもったいなさすぎます。
ジャイアンツタウンスタジアムは試合が無い日は散歩コースとして無料開放するほど、コンコースには自信を持っているのです。
以下はジャイアンツタウンスタジアムのフロアマップです。

実はこのコンコース、どの座席の方でもぐるりと場内を一周することができます。
まずは内野エリアのコンコースです。
屋根に覆われた空間になっています。

ショップも一塁側のコンコースにあります。
ジャイアンツタウンスタジアム限定のグッズも置かれているということで、開場直後から入場待ち列が出来ているくらいの人気ぶりでした。

トイレもバットと野球選手でした。
こういった遊び心が、いまどきの「魅せる球場」という感じがします。

一塁側のコンコースを抜けていくと、ライトとの間には不思議な空間が…

実はここ、室内練習場とブルペンになっており、ガラス越しに見学できてしまいます。


壁際にはこのようなギャラリーも。

室内練習場を抜けると、外野エリアです。
バックスクリーンの裏側も抜けることができるので、一塁側から三塁側に回ることができます。
ただ通り抜けられるだけでなく、しっかりと散歩道として整備されています。

レフトと三塁側を繋ぐスペース。公園のような雰囲気です。

ちなみに三塁側には三階席はありませんが、三階コンコースにはこのようなスペースがあります。

一軍球場では「通路では立ち止まらないでください」と注意されるのはあるあるですが、この球場ではにこやかに見守ってくれます。
あくまでも自席での観戦が基本ではありますが、気分転換にこういったスペースから観戦することは黙認されていそうです。
※ちなみに三塁側三階スペースからの景色です↓(もう、ずっとここで良いやん…って正直思いました笑)

サブグラウンドの様子
ジャイアンツタウンスタジアムにはサブグラウンドが併設されています。

開場するまではこちらでの練習を見学することも可能です。
ちなみにサブグラウンドは道路にも面しているのですが、植え込みで囲われていました。
ここでも見れたら良いのに…と思いましたが、公道で観客が立ち止まらないための工夫なのかもしれないですね。

サブグラウンドを見学したい場合は、基本的にジャイアンツタウンスタジアムの敷地内から見学する形になります。

球場外周の様子
球場の外の様子はこんな感じです。

トイレも用意されており、外周に必要なものは揃っている印象でした。
この日はチケット完売日ということもあり、キッチンカーもいくつか出店して場を盛り上げてくれています。
また、開場タイミングではジャビットのお出迎えも。(ジャビットが常に出てきてくれるのかは不明ですが)

二軍球場は演出が少ない嫉妬な球場も多いですが、ジャイアンツタウンスタジアムはしっかり「エンターテインメント」の空間となっていました。
また、以下のようなマンホールも発見。
ぜひ探してみてください(たぶんすぐ見つかります!)


【参考】ジャイアンツタウンスタジアムの周辺施設
ご参考に、ジャイアンツタウンスタジアムとセットで回ってみたい周辺施設を紹介します。
読売ジャイアンツ球場(三軍施設)

かつての巨人の二軍本拠地であった読売ジャイアンツ球場です。
ジャイアンツタウンスタジアムのオープンに伴って、三軍専用球場となりました。
二軍と三軍は活動タイミングが被ることが多いのではしごは難しいかもしれませんが、ジャイアンツタウンスタジアムの前後にチラッと雰囲気だけでも覗いてみてはいかがでしょうか。
遊園地・温泉等のレジャー施設も
ジャイアンツタウンのチケットを提示すると割引になるキャンペーンを実施していることもあるようなので、ぜひ試合終わりに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
- よみうりランド遊園地
- HANA・BIYORI(フラワーパーク)
- 花景の湯
「ジャイアンツタウン」をコンセプトに新しい街を目指しているだけあって、続々と周辺の開発は進むようです。
2027年には、レフトエリアに直結した水族館や飲食施設も完成予定と発表されています。
2025年現在の球場の裏手はこんな感じでしたが、ここが開発されていくのでしょう。楽しみです。

ジャイアンツタウンスタジアムのその他Q&A

持ち込み禁止物は?
ビン、缶、ペットボトル類(凍らせたもの/2,000ml を超えるもの)等が禁止です。
→持ち込み禁止の詳細はこちら(ジャイアンツタウンスタジアム公式)
入場時の紙コップへの移し替えも行っていないようなので注意が必要です。
※「凍ったペットボトルが禁止」というアナウンスを「ペットボトル禁止」と誤解して慌てて飲み干している方を何人か見ましたが、ペットボトルの持ち込みはOKです。
喫煙所はある?
ライト後方に1か所喫煙所がありました
コインロッカー等、荷物を預ける場所はある?
コインロッカーはありません。荷物の預かりサービスも無いようなので、大きな荷物は駅などのロッカーに預けておきましょう。
再入場は可能?
退場する時に出入り口で手続きをすれば認められるようです。
勝手に出てしまうと、再入場はできなくなりますので注意しましょう。
自販機はある?
球場内外の各所に設置されていました。
売店は混雑する傾向にありましたが、水分補給に困ることは無さそうです。

当サイトでは、各球場のレポートや野球の基礎知識等を発信しています。
ぜひ、他の記事ものぞいていただけると嬉しいです。