せっかく野球観戦の予定を立てても、その日が雨予報であれば様々な疑問、悩みが生まれてしまいますよね。
- 雨の中試合はやるのか?
- 中止になった場合に返金されるのか? 等々
当記事では、雨の日のプロ野球観戦について解説し、雨に関する悩みを解消します。
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
プロ野球は雨でも試合が行われる可能性はある
そもそも、雨の日に屋外球場で試合は行われるのでしょうか。
答えは、行われる可能性はあります。
基本的にはグラウンドコンディションが荒れるレベルの雨が降っている、もしくは予想される場合は中止されます。
ただし、この中止の判断基準は具体的には存在しません。
あくまでも中止の判断の権限は試合の主催者(ホーム球団)に委ねられています。
グラウンドコンディションは最優先で考慮されますが、試合日程などその他の要因も含めて判断されるのです。
通常はグラウンドが荒れるレベルで試合を強行することはありませんが、稀に強行されるケースもあります。
2017年クライマックスステージ1stステージ(阪神VSDeNA)では、大雨の中試合が強行され、言葉のとおり「泥試合」となりました。
これは予備日も含めて雨予報であったことから、クライマックスステージそのものの継続が危ぶまれ、強行に踏み切った背景がありました。
雨天だからと中止と決めつけず、必ず試合有無を確認しましょう。
プロ野球の雨天中止はNPB公式で確認
各球団ホームページや、スポーツニュース、球場遠征の各駅など、様々な場所で情報が流れます。
とはいえ、NPB(日本プロ野球機構)のホームページを確認しておけば間違いありません。
ここに「雨天中止」と出ていない限りは、その時点では試合は行われる予定です。
雨天中止の場合のチケット代金の取り扱い
雨天により試合が成立しなかった場合、チケット代金は全額払い戻しされます。
購入店舗、もしくは球場のチケット窓口で払い戻しをすることになります。
また、クレジットカード決済でチケットを購入している場合は郵便局で換金可能な証書が送られてくる場合もあります。
なお、5回完了前に試合終了となった場合も、ノーゲームとなり払い戻しの対象です。
一方で6回以降の試合終了はコールドゲームとして試合成立ですので、チケット代は払い戻しされませんのでご注意ください。
開場してから中止になるとファンサービスあり?
雨天中止の判断が開場以降となることもあります。
試合が始まる直前に中止となると、せっかく球場に集まったファンが何も見ずに帰ることになってしまいます。
そういったファンへの気遣いでしょうか。
開場後にノーゲームとなった場合、選手が雨の中ベースランニングやヘッドスライディングを披露するなどのパフォーマンスを見せてくれることがあります。
風邪をひいてもいけないので数分のパフォーマンスになる事が一般的ですが、貴重なシーンなのでファンにとっては嬉しいサービスですね。
雨の日のプロ野球観戦の注意事項
雨の中試合が行われる場合の注意事項です。
雨が降っている場合、雨具を用意することになりますが、傘ではなくカッパを羽織りましょう。
傘をさすと他の観客の視界を遮ることになりますので、傘は避けるのが無難です。
傘をさす場合は、透明傘を心がけ、後ろに視界を遮っている他の観客がいないか確認しましょう。
雨の日のプロ野球観戦まとめ
ここまでの内容を箇条書きでまとめます。
- 試合中止の判断はホーム球団
- グラウンドコンディション、試合日程などが考慮され判断される
- 雨天中止情報はNPBホームページで確認
- 雨の日は雨の日ならではのファンサービスも?
- 雨の中の観戦は傘よりもカッパ
雨の日だからといって、必ず中止になるというわけではないのですね。
試合が強行された場合、雨だからこその楽しみもあります。
前向きに楽しんで観戦しましょう。