野球中継を見ていると、「テキサスヒット」という単語を耳にすることがありますよね。
当記事では、テキサスヒットの意味や由来をご紹介します。
筆者のプロフィール
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
目次
テキサスヒットの意味
テキサスヒットとは、ゆるく上がった打球が内野と外野の間にぽとりと落ちるヒットです。
日本の野球では「ポテンヒット」と呼ぶ方がなじみがあるかもしれません。
一見フライに思えた打球がポトリと落ちるラッキーなヒットがテキサスヒットです。
テキサスヒットの言葉の由来
テキサスヒットの言葉の由来は、アメリカ・テキサス州のテキサスリーグであるとされています。
テキサスリーグはAA級のマイナーリーグです。
テキサスリーグが由来となった理由は諸説あり、以下のような説が存在します。
テキサスヒットの言葉の由来
- テキサスリーグのある球団が戦術として多用した
- アート・サンディ(テキサスリーグ出身)が頻繁に打っていた
- オーリー・ピカリング(テキサスリーグ出身)がメジャーデビューから7打席連続で打った
- 強風が特徴のテキサスリーグの球場では頻繁に見られるヒットだった
- メジャーに比べて非力なテキサスリーグで頻繁に見られるヒットだった
どれもあくまでも「一説」という位置付けで正解はわかりません。
少なくともテキサスヒットの由来はテキサスリーグということですね。
テキサスヒットは試合の流れを変える
テキサスヒットは芯でとらえたようなキレイなバッティングではありません。
だからこそ、時には試合の流れを変える可能性があります。
ピッチャーにとっては打ち取った打球だからこそ、ガックリと心理的ダメージが残るのです。
テキサスヒットをきっかけに大量点、ということも珍しくはありません。
目立ったプレーではありませんが、ぜひテキサスヒットにも注目してみてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。