プロ野球には、ファームと呼ばれる二軍チームが存在します。
二軍の試合は一軍の試合とは全く違った雰囲気で行われており、プロ野球ファンであれば一度は二軍観戦してみることをオススメします。
当記事では、二軍観戦の面白さ、楽しみ方をご紹介します。
二軍観戦のきっかけになれば幸いです。
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
プロ野球二軍観戦の面白さ・楽しみ方
二軍観戦には、一軍では味わえない楽しさが存在します。
- 静かな環境でじっくりプロ野球を観戦
- 選手との距離が近い
- 入場料が安い
- 選手の成長を見届けることが出来る
1つずつご紹介します。
静かな環境でじっくりプロ野球を観戦
二軍戦は一軍に比べると非常に静かです。
一軍の舞台は華やかで、外野スタンドの応援歌をはじめとする鳴り物応援や、オーロラビジョンを活用した演出、派手な選手コールなど、賑やかな雰囲気です。
一方で、二軍では球場の規模により観客の声援の大小はあるものの、基本的に演出は控えめです。
鳴り物応援も無い場合が多く、静かな環境でじっくりと野球を楽しむ事が出来ます。
2020年オープン戦はコロナウイルスの影響により、全試合が無観客試合となり、普段の試合では聞こえない「音」に注目が集まりました。
投球を捕球するキャッチャーミットの音、打球音、選手同士の声かけやベンチからのかけ声など、なかなか聞こえづらい音を、無観客試合と同じく、二軍戦でも感じ取ることが出来ます。
応援歌や派手な演出が無い分、本来の野球の音が聞こえやすいのです。
じっくりと、純粋に野球そのものを楽しみたい方には二軍の環境は非常にオススメです。
選手との距離が近い
球場によって差はあるものの、二軍球場は一軍球場に比べて小規模です。
必然的に選手との距離は近くなります。
グラウンドと同じ高さに観客席が用意されている球場もありますので、選手の表情も肉眼でしっかり捉えることが出来ます。
また、二軍球場周辺には選手寮や室内練習場が併設されていることも多く、練習終わりや移動中の選手とコミュニケーションを取ることが可能です。
二軍ではサインや写真撮影に積極的な選手も多く、応援したい選手が二軍にいるなら、足を運んでみましょう。
なお、二軍の中でも小規模で選手との距離が近いのがロッテ浦和球場です。
有望な高卒選手を獲得しているため混雑が心配ですが、オススメの二軍球場です。
入場料が安い
二軍球場は入場料が無料の球場も存在します。
高くても1000円~2000円ほど出せば、バックネット裏や内野席で観戦が可能です。
1000円~2000円では、一軍なら外野戦に座るのがやっとなところですので、二軍は非常にお得と言えるでしょう。
二軍観戦はコスパ抜群ですね。
選手の成長を見届けることが出来る
二軍観戦する最大の魅力はコレと言っても過言ではありません。
二軍では、一軍の舞台を目指して数多くの選手が汗を流しています。
その選手の中には、もちろん、将来一軍で活躍する選手や、スーパースターへ成長する選手もいることでしょう。
二軍の若手選手を応援し、その選手が成長する姿を追いかけるのは感慨深いものがあります。
特に高卒選手は、即戦力としてルーキーから一軍デビューすることは少なく、将来性期待されていることが多いので、二軍在籍時から応援すると楽しめるのではないでしょうか。
なお、二軍戦をネット観戦したい場合は以下の記事をご覧ください。