甲子園での熱い戦いに手に汗握る方は多いのではないでしょうか。
中には甲子園を見ているうちに地方予選にも興味が湧いてくる方もいますよね。
当記事では、夏の高校野球の地方予選観戦の流れを徹底的に解説します。
この記事を読んで、地方予選観戦デビューしましょう!
筆者のプロフィール
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
高校野球地方予選は6月下旬~7月下旬
地区によって異なりますが、夏の甲子園の予選大会は早いところだと6月下旬からスタートします。
遅くとも7月上旬には各地区において開会式が開かれ、出場校が一堂に会します。
甲子園の組み合わせ抽選会は8月上旬に行われますので、7月下旬には全地区の代表校が出揃うことになります。
夏の地方予選を観戦するための日程は、6月下旬から7月下旬の一ヶ月間と覚えておきましょう。
日程詳細は各地区の高野連のホームページでチェックです。
休日だけでは試合消化が難しいのか、平日にも試合が組まれることも多いです。
平日に試合を行うのは各校の終業式後、としている地区は多いですが、授業日にも問答無用で試合が組まれる地区も存在します。
高校野球地方予選会場は全国地方球場で
地方予選は当然、各地区内の球場で開催されます。
いくつかの球場に分かれて試合が組まれるのが一般的です。
多くの場合収容人数5,000人未満の地方球場が使用されますが、地区によってはプロ野球一軍が本拠地を構える球場で試合が組まれることもあります。
(東京の明治神宮野球場、大阪の京セラドーム大阪、神奈川の横浜スタジアム、千葉のZOZOマリンスタジアムなど)
会場も日程同様、各地区の高野連のホームページで確認しましょう。
高校野球地方予選のチケット値段や購入方法は?
・チケットは当日券のみ
・売り切れに注意
・チケットは1日通し券
・値段は1,000円未満
・スタッフは高校球児?
高校野球の地方予選では、チケットは当日現地調達以外に方法はありません。
前売り券やネットでの販売はありませんので要注意です。
有名校や有名選手が登場する試合では観客が殺到する可能性があり、小さい球場では満員となる可能性がありますので、早めに現地に到着するよう心がけましょう。
なお、地方予選は1つの会場で何試合も組まれますが、チケットは1日の通し券です。
一度チケットを買っておけばの日の試合は何試合でも見ることが可能です。
当日、球場に到着すると入り口付近にチケット窓口が出ているはずですので、その場で購入しましょう。
値段は地区によりますが、基本的に1,000円を超えることはありません。
1,000円未満で高校生の真剣勝負を数試合観戦出来るのはお得な気分になりますね。
チケット販売や入り口のチケットもぎりはお手伝いの高校球児であることが多いので、寛大な気持ちで見守ってあげてください。
高校野球を観戦する上での注意事項
地方予選に限らず、高校野球を観戦する際に必ず意識して頂きたいのは、「高校野球はプロスポーツではない」という点です。
彼らは決してファンの為ではなく、自分のため、仲間のためにプレーしているのです。
これを踏まえて2点、注意事項をお伝えします。
座席の選び方
まず、地方予選の座席は基本的に自由席です。
そうなると出来るだけ選手の近く、グラウンドの近くに陣取りたい心理が働きますが、ここは一歩引きましょう。
特にベンチ上の内野席は、選手関係者(チームメイトや学校応援団、選手の家族ら)の座席です。
選手の中にはこの大会が最後の大会となる3年生も多いでしょう。そんな選手を応援する人達の邪魔をしてはいけません。
お金を払っているとはいえ、我々一般客は高校球児の戦いを覗かせて貰ってる立場なのです。
出来るだけ外野席や内野席の後方でひっそりと見守りましょう。
応援の仕方
過度な応援は避け、大人しく観戦しましょう。
あくまでも球場の主役は選手と応援団です。
一般客は応援団の応援に合わせて手拍子をする程度にとどめておき、目立つ行動は避けましょう。
野次を飛ばすなどの行為は論外です。
節度ある行動を心がけましょう。
高校野球地方予選まとめ
ここまでの内容を箇条書きでまとめます。
・日程は6月下旬~7月下旬
・平日開催も多い
・会場は各地の地方球場で
・チケットは安いが当日券のみ
・座席は選手、応援団に配慮を