近年、絶大な人気を誇る高校野球。
当記事では、この高校野球をより楽しんでいただくため、各地域の強豪校をご紹介します。
知っている高校が増えると、高校野球はさらに面白くなるはずです。
当記事は北陸編です。是非ご覧ください!
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当記事では、春・夏の優勝校、夏の大会の出場回数を分析することで強豪校を抽出しています。
平成31年間の結果を分析することで、現代の強豪校を洗い出します。
筆者のプロフィール
野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。
愛読書は公認野球規則で、野球のルール解説も得意としています。
北陸の高校野球の特徴
北陸地方は富山県、石川県、福井県の3県からなる地域です。
高校野球予選に出場する高校自体が少ないのが特徴で、安定して甲子園に出場している常連校がいくつも存在します。
平成30年間で夏の甲子園を制した高校は存在しませんが、春の選抜では福井県の敦賀気比が優勝、2019年の夏の大会では好投手の奥川擁する石川県・星稜が準優勝を達成しています。
高校野球強豪校一覧(北陸編)
平成31年間の甲子園の結果をもとに、北陸地方の強豪校をリストアップします。
なお、ここで扱う出場回数・優勝回数は平成30年間の夏の大会における出場回数とします。
富山県
富山県大会の出場校は48校で全国36位です。
平成30回の大会のうち、富山県から甲子園出場を経験した高校は10校と少なくはありません。
富山県の強豪校
甲子園を経験した高校は11校存在しますが、その中でも最多の出場回数を誇るのが富山商です。甲子園出場回数は10校と、常連校の一員と言えるでしょう。
出場回数2番手は高岡商で、甲子園出場は7回です。
富山県大会出場校数こそ少ないものの、10校もの様々な高校が甲子園出場を達成している、実力の均衡した地区です。
地域 | 高校名 | 平成夏の甲子園 出場回数 |
富山 | 富山商 | 10 |
富山 | 高岡商 | 7 |
富山 | 新湊 | 3 |
富山 | 桜井 | 2 |
富山 | 富山第一 | 2 |
富山 | 福岡 | 1 |
富山 | 砺波工 | 1 |
富山 | 富山工 | 1 |
富山 | 南砺福野 | 1 |
富山 | 不二越工 | 1 |
石川県
石川県大会の出場校数は44校で、全国38位です。
平成30回の大会のうち、石川県から甲子園出場を経験した高校は6校と少なく、これは高知県に次いで2番目に少ない水準です。
石川県の強豪校
石川県には平成の甲子園出場12回を誇る名門校、星稜が存在します。
星稜と言えば令和のスター投手・奥川や日本を代表するスーパースター松井秀喜らを輩出しています。
この星稜を追いかけるのが出場回数8回の金沢、3番手には出場回数6回の遊学館が続きます。
星稜、金沢、遊学館だけで平成30回大会のうち26回の甲子園出場を果たしており、石川県はこの3校の実力が突出していることが分かります。
高校名 | 平成夏の甲子園 出場回数 |
星稜 | 12 |
金沢 | 8 |
遊学館 | 6 |
日本航空石川 | 2 |
小松 | 1 |
小松工 | 1 |
福井県
福井県大会の出場校数は30校で、全国46位です。
これは全国で4番目に少ない水準で、最多出場の愛知県と比較すると6分の1の数字です。
平成30回の大会のうち、福井県から甲子園出場を経験した高校は8校ですが、その実力は上位2校が1歩リードしています。
福井県の強豪校
福井県最多の甲子園出場は福井商です。
平成の甲子園出場回数は13回で、これは全国8位の回数です。
まさに名門校と呼ぶにふさわしい実績です。
福井商と渡り合っているのが平成の甲子園出場8回を誇る敦賀気比です。春の選抜では優勝も果たしたことがある、こちらも名門校です。
この2校に次いで甲子園出場回数3位となるのは福井ですが、こちらは3回と上位2校には引き離されており、福井県は名門2校が突出した地域と言えるでしょう。
高校名 | 平成夏の甲子園 出場回数 |
福井商 | 13 |
敦賀気比 | 8 |
福井 | 3 |
北陸 | 2 |
大野 | 1 |
坂井 | 1 |
敦賀 | 1 |
福井工大福井 | 1 |
北陸 高校野球まとめ
北陸は地方大会出場校が少ないからこそ、安定して甲子園出場を続けている高校が多く、星稜、福井商、敦賀気比を筆頭に甲子園でも勝てるチームが多く存在します。
安定して甲子園に出場できている、というのはプレーする選手にとっても魅力ですので、全国から有望な選手も集まってきます。
今後の躍進が期待できる地域です。