京セラドーム大阪はオリックス・バファローズの一軍本拠地であり、関西を代表するドーム球場です。
当記事では、京セラドームを訪れた際の球場レビューです。
京セラドーム訪問の参考になれば嬉しいです。
京セラドーム大阪の基本情報

まずは簡単に京セラドーム大阪の特徴とアクセスについてまとめます。
球場の特徴
<京セラドーム大阪の基本情報>
正式名称 | 京セラドーム大阪 |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市西区千代崎3-中2-1 |
開場 | 1997年3月1日 |
収容人数 | 36,220人(プロ野球開催時) |
球場サイズ | 両翼100 m/中堅122 m、外野フェンス高4.2 m |
グラウンド | 人工芝(2018年に「MS Craft Baseball Turf」へ全面張替え) |
1997年に開場したドーム球場で、全天候型の屋根を備えています。
プロ野球ではオリックス・バファローズの本拠地であり、甲子園が高校野球等で使用される時期には阪神タイガースが主催試合を開催することがあります。(開場当初は近鉄の本拠地として使用されました)
野球以外にも国内外の有名アーティストのコンサート、イベント、展示会などが数多く開催される、関西を代表する多目的ドームです。
アクセス
大阪市西区に位置する京セラドーム大阪は、複数路線が集まり訪れやすいドーム球場です。
- Osaka Metro 長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅 直結(徒歩すぐ)
- 阪神なんば線「ドーム前」駅 直結(徒歩すぐ)
- JR大阪環状線「大正」駅 徒歩約7分
- Osaka Metro 中央線「九条」駅 徒歩約9分
各方面から乗り換えがしやすい立地です。
特に「ドーム前」「ドーム前千代崎」駅は直結なので、雨や陽射しのストレスも無く快適です。

京セラドームは自営駐車場に加え、周辺駐車場もあります。
ただし試合・コンサート開催日は入出庫に時間を要し非常に混雑します。
運用時間の変更や台数制限もあるため、基本は公共交通機関の利用がおすすめです。
KSパーク・ドームサイド約280台、イオンモール大阪ドームシティ約670台など
京セラドーム大阪の周辺施設(入場前必見)

入場前に過ごすのに便利な周辺施設を紹介します。
駅直結のイオンで何でも揃う

京セラのすぐ横に位置するイオンで基本的に何でも揃います。
多くの方がドリンクを調達したり、フードコートで食事を済ませています。
球場での飲食はお金がかかりますので、イオンで節約というのは一つの選択肢です。
- 危険物・ビン・缶・750mlを超えるペットボトル類・クーラーボックス等の持ち込みは禁止
- 京セラドーム大阪では球場内への飲食物の持込はご遠慮ください。
※バファローズ公式「観戦ルールとお願い」より
食べ物を購入して持ち込んでいる方もかなり多いのですが、ルール上は「ご遠慮ください」とされています。
「禁止」というわけではないので没収されている場面を見たこともありませんが…
地下鉄とは改札から直結していますので、フラッと立ち寄るにはかなり便利です。

スタジアムモールは必見エリア

京セラドーム大阪の2階にあたる「スタジアムモール」と呼ばれるエリアはチケットが無くても入れます。
スタジアムモールのマップ→京セラドーム大阪公式
グッズショップやレストラン、「BsSQUARE」と呼ばれるオリックスの展示エリア等が集まっています。
ざっと1周した様子を写真でご紹介します。
2階正面から入るとまずはバファローズのグッズショップ「Bs SHOP」が広がります。
バファローズファンなら必ず立ち寄っておきたいエリアです。
球場内や外周にもグッズ売り場は設置されますが、品ぞろえは「Bs SHOP」がNO1です。

Bs SHOPから三塁側方向に移動すると、BsSQUAREにはバファローズ関連の展示がずらりと並びます。



実際に京セラで使用されているホームベースやピッチャーズプレートも展示されており、バファローズファン以外も楽しめるのではないでしょうか。


ヒーローインタビューごっこができる撮影スポットや・・・

トリックアートを楽しめる撮影スポットもありました。
子どもも楽しそうに過ごしていたのが印象的です。

BsSQUAREの先に展示されている手形も見どころの一つです。
京セラドームにやってきたアーティストやアイドル達の手形がずらりと並んでいます。


飲食店もいくつか並んでいますが、中でも注目したいのは「グリルフェスタ」です。

中の様子はこんな感じで、球場の雰囲気を感じながら食事ができます。
試合がしっかり観戦できるバルコニー席は「レストラン席」としての観戦チケットが必要ですが、実は店内での食事には入場券は不要です。

スタジアムモールの通路はこんな感じでいたるところにバファローズの装飾が施されています。
通路を歩いているだけでも楽しいです。

そのほか、「リラクゼーションラウンジ」としてのんびり休める場所や、トイレももちろん用意されています。
スタジアムモールはグラウンドを囲うようにぐるりと1周する造りになっています。
床には定期的に以下のように現在地を示してくれるので、迷子になる心配もありません。

スカイホール(イベントがあるかも・・!?)
京セラドームの9階は「スカイホール」と呼ばれる多目的ホールになっています。
野球関連のイベントに限らず、様々なイベントが開催されます。
イベント開催時にはこちらのエスカレーターから登ることが可能です。

京セラドーム大阪の主な座席

ここからは京セラドーム大阪の座席について、エリア別に紹介します。
オリックスの座席表→バファローズ公式
外野エリア
- 下段席は応援団が位置する熱狂的エリア
- ライトがバファローズ(ホーム)、レフトがビジター
- 上段席は比較的落ち着いており、コスパよくゆっくり観戦が可能
応援団のリードする外野(ライト)下段の様子はこんな感じです。

座席は簡素で背もたれもドリンクホルダーもありません。
まさに応援に特化した座席と言えるでしょう。

最前列は手すりがありますが、防球ネットなどはないので見晴らしよく観戦できます。

外野の上段の様子がこちらです(開場直後の撮影なのでガラガラです)
傾斜が急で高さも感じる座席なのでやや怖さも感じますが、その分見晴らしはバツグンです。

内野エリア
- ゆっくり座って観戦できる初心者におすすめのエリア
- 「大商大シート」のようにグラウンドに近い臨場感ある座席もあり
こちらは内野下段(B指定席1列目360付近)から撮影した様子です。

座席はやや年季が入っていますが、ドリンクホルダーも背もたれもついています。

B指定席1列目から観戦しましたが、目の前が壁で足元が窮屈でした…(1列目はあまりおすすめしません)

内野下段の最後列からの様子がこちらです。
下段の後ろの方の座席を選ぶのであれば、いっそのこと上段席を選ぶのもおすすめです。

また、値段はしますが最大の臨場感を楽しめるのは大商大シート(いわゆるフィールドシート)です。
グラウンドにせり出した座席なので、ファールボールや選手が飛び込んでくることも多い座席です。


バックネット裏エリア
- 値段は高いが観戦のしやすさはNO1
- 座席も他のエリアに比べると豪華
- バックネット裏の上段席(上段中央指定席)は個人的に一番おすすめ!
バックネット裏付近の様子はこんな感じです。
他のエリアに比べて座席がしっかりしているのがわかるのではないでしょうか。

外野で応援歌を熱唱することの多い筆者ですが、じっくり観戦するなら一番おすすめの座席はバックネット裏の上段席(上段中央指定席)です。
見晴らしよくグラウンドとの距離も近く、チケット代もそこまで高くありません。
上段中央指定席からの見え方がこちら↓

上段中央指定席の最前列からの様子がこちらです。

京セラドーム大阪のコンコースの様子
ここからは京セラドームのコンコースの様子を紹介します。
京セラドームは複数フロアに分かれていますので、まずはフロアについて整理しておきましょう。
- 1階:グラウンド(観客は基本的に入れず)
- 2階:スタジアムモール(入場前に利用する施設)
- 3階:入場ゲート、下段席のコンコース
- 4階:下段席後方のコンコース
- 5階:上段席のコンコース
参考:京セラドームフロアマップ
基本的に入場後は3階~5階のコンコースを利用することになります。
入場後の3階コンコースの様子がこちらです。
売店がずらりと並んでいますので、じっくりと食事を選びましょう。

ギャラリーのようになっているスペースもあり、記念撮影も楽しめます。

スタンドの入口と繋がっていないため、見落とされることが多いのが4階コンコースです。
実は下段席の後方はこんな感じで通路になっています。
飲食店は多くありませんが、トイレが空いていることも多い穴場のコンコースです。

ライトの4階コンコースにはビアバー(Bs BEER BAR)もあります。
扱っているものはドリンク中心ですが、空いているので使いやすい店舗です。

さらに上段席には5階のコンコースもあります。
5階の飲食店は3階よりも列が短いケースが多いので、上段席の方は積極的に利用しましょう(下段席の方が上段席で買い物をすることもできます)
京セラドーム大阪の球場グルメ
京セラドーム(オリックス・バファローズ)は球場グルメにも力を入れています。
選手プロデュースメニュー等、毎年様々な新商品が生まれています。
参考:京セラドーム大阪グルメ
ぜひ球場や公式サイトで色々とメニューを見て欲しいですが、ここではド定番の「いてまえドッグ」を紹介させてください。
通常のホットドッグ2~3個分のサイズはある特大のホットドッグで、京セラドーム大阪の名物であり人気メニューです。

特大のホットドッグにこんな感じで好きなソースやチーズ、コーン等をトッピングしていきます。

自分好みにアレンジしたいてまえドッグをむさぼりながらの野球観戦は格別です!

京セラドーム大阪 まとめ

この記事をご覧いただき、「京セラに行ってみよう!」という方が1人でも増えると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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