かつて読売ジャイアンツの練習拠点だった「巨人軍多摩川グラウンド」を訪れました。
現在は「多摩川緑地広場硬式野球場A」として、一般の野球チームなどに利用されています。見た目は、ごく普通の河川敷の野球場です。
かつては長嶋茂雄や王貞治をはじめとするレジェンドもプレーしたグラウンドですが、現在はジャイアンツのロゴや記念碑などは見当たらず、当時の面影はほとんど残っていません。
この記事では、元巨人軍多摩川グラウンドの歴史やアクセス、現在の様子、あわせて立ち寄りたい周辺スポットを紹介します。
元巨人軍多摩川グラウンドとは
まずは基本情報やアクセス、歴史について紹介します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の施設名 | 多摩川緑地広場硬式野球場A |
| 旧称 | 巨人軍多摩川グラウンド |
| 所在地 | 東京都大田区田園調布四丁目地先(多摩川河川敷) |
| 開設 | 1955年 |
| 巨人軍による利用 | 1955年~1998年3月(主な二軍公式戦の開催は1985年まで) |
| 現在の用途 | 一般利用できる硬式野球場 |
| 管理 | 多摩川緑地広場管理公社 |
| 最寄り駅 | 東急東横線・目黒線・多摩川線「多摩川駅」 |
巨人軍多摩川グラウンドがあったのは、多摩川の東京都側にある河川敷です。
現在の多摩川緑地広場には、硬式野球場のA面とB面が並んでいます。このうち、A面がかつて巨人軍に使用されていたグラウンドです。
現在は巨人軍の専用施設ではありません。一般利用できる現役の野球場です。
アクセス
最寄り駅は、東急東横線・目黒線・多摩川線の多摩川駅です。多摩川緑地広場管理公社の案内では、駅から施設まで徒歩約30分とされています。
多摩川駅から歩く場合は、多摩川台公園を通って河川敷へ下り、多摩川沿いを進むルートがおすすめです。少し距離はありますが、公園や河川敷を散歩しながら向かえます。

歩く距離を減らしたい場合は、東急バスも利用できます。
施設には駐車場もありますが、公式案内では施設利用者が対象です。グラウンドの見学だけなら、電車やバスを利用するのがよいでしょう。
歴史
巨人軍多摩川グラウンドは、1955年に多摩川左岸の河川敷に完成しました。
主に若手選手の育成や練習に使われていたグラウンドです。1962年から1985年まで二軍の公式戦も開催されていました。
河川敷にあるため、台風による多摩川の氾濫で二度の水害にも見舞われています。それでも長く使われ、長嶋茂雄や王貞治など、多くの選手がこの場所で練習しました。
1980年代には、定岡正二さんや原辰徳さんなどを目当てに多くの女性ファンが集まりました。こうしたファンは「多摩川ギャル」と呼ばれていました笑
1986年、巨人軍の二軍は、よみうりランド内に整備された読売ジャイアンツ球場へ本拠地を移しました。多摩川での二軍公式戦は1985年で終了しています。

その後も土地の借用契約は続き、1998年3月に巨人軍の施設としての利用を終えました。
現在は多摩川緑地広場硬式野球場として、一般の野球チームなどに利用されています。
元巨人軍多摩川グラウンドの雰囲気

多摩川緑地広場には、硬式野球場のA面とB面が隣り合って設けられています。元巨人軍多摩川グラウンドにあたるのはA面です。
実際に訪れてみると、本当に普通の河川敷グラウンドでした。現地に「巨人軍らしさ」を感じられるものは、ほとんどありません。
ここでレジェンドプレーヤー達がプレーしてたということが、今となっては信じられません・・・


ベンチは簡易な造りで、スコアボードも必要最低限です。現在の様子だけを見れば、一般的な草野球グラウンドと大きな違いはありません。


巨人軍の記念碑のような「ジャイアンツらしさ」を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。見学できる範囲も限られているため、それほど長く滞在する場所ではないでしょう。


なお、巨人の歴史や記念碑に興味がある方は、千葉県習志野の「発祥の地」がおすすめです。

元巨人軍多摩川グラウンドの周辺
グラウンドだけを見学する場合、滞在時間はそれほど長くなりません。多摩川台公園や田園調布の街歩きと組み合わせるのはいかがでしょうか。
多摩川台公園

多摩川駅から歩いて向かう場合、多摩川台公園はグラウンドまでの途中にあります。
多摩川沿いの高台にある公園で、見晴台からは多摩川や周辺の街並みを見渡せます。グラウンドへ向かう途中に立ち寄りやすく、休憩場所としても使えます。
園内には古墳群やあじさい園、水生植物園などもあります。季節の花や自然を楽しみながら散歩できる公園です。


田園調布の街並み

グラウンドから田園調布駅までは少し距離があります。時間に余裕があれば、田園調布駅周辺まで歩いてみるのもおすすめです。
田園調布駅西口には、噴水を囲むロータリーと復元された旧駅舎があります。駅から道路が放射状に延び、その先には緑の多い住宅街が広がっています。
住宅街を歩くだけでも楽しめるため、多摩川台公園とあわせて散歩コースに組み込むとよいでしょう。

元巨人軍多摩川グラウンド まとめ
元巨人軍多摩川グラウンドには、当時を紹介する展示や施設はありません。現在は普通の河川敷グラウンドなので、ここだけを目的にすると少し物足りない可能性があります。
巨人軍の歴史や昔の二軍球場に興味がある方は、多摩川台公園や田園調布の散策とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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